助産師さんには一週間〜10日に一回来てもらってマッサージ。
蒸しタオルでおっぱいを温めてもらって乳腺を刺激。
そして、マッサージの後に息子に授乳。
「赤ちゃんが、乳首をくわえて吸い出すと、つーんとしてきて乳が泉の様に湧き出てくるのよ。」
なんて聞いたけど残念なことに全くそんな感覚がなかった。
助産師さんにはマッサージだけでなく会って話を聞いてもらうことが私の救いだった。
いつの間にやらスケジュール帳を見ては、あと何日で来てもらえると指折り数えたりしてたな。
完母(完全に母乳のみ)という言葉に憧れ、『完全な母』みたいで、なんか育児が上手く行ってる感じがたまらなく羨ましかった。
私は母乳とミルクを併用。
なんかそれがダメな母親と思い込んでいた。
育児だけじゃないだろうけど、ふり幅って大事だなって思った。
うまくいかないこともあるけど、それも含めて自分だと。
息子と授乳を通して私が学べたことかな。
助産師さんからの救いの言葉
もうそろそろ離乳食を食べ始めたら、という頃、母乳でがんじがらめの、私の心を溶かしてくれた助産師さんからの言葉があります。
『あなたのおっぱいから出る全てを息子ちゃんにあげれているのだから、それであなたはいいのよ』
と言われのどの奥がくっとなって涙が出そうになった。
なぜかその言葉で母乳に対するわだかまりが溶けていった。
そっか、私の精一杯で母乳育児を頑張っているんだからこれでいいんだ!そう思えてから肩の力が抜けてきたように思います。
最後に助産師さんに
『母乳のことでこーんなに悩んでいるけど子育ては悩みの連続。子どもが成長したら、母乳の悩みなんか…と思うわよ。』
とも言われ、私は母乳に固執しすぎてたので、この言葉は息子の未来に少し目を向ける機会になってよかったのです。
今でもこの時期を支えてくれた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
やっぱり、子育ては一人ではムリ。
支え合ってやっていかないとね。
【参考図書】