「保育園から帰ってきたら、子どもはテレビばかり…」
「夕飯を作る間、ついテレビやYouTubeに頼っちゃう。でも、これでいいのかな?」
そんなふうに感じることはありませんか。
保育園のお迎えから帰ってきたら、夕飯の準備にお風呂、明日の用意。
やることがたくさんあるのに、子どもは「ママ、遊ぼう!」と呼んできますよね。
そんなとき、テレビを見ていてくれると家事が進むので、つい頼ってしまうんです。
でも、あとから「今日もテレビばかり見せてしまった…」と罪悪感を感じることもあると思います。
保育園から帰宅後、テレビばかりになって罪悪感があるなら、まずはテレビを見る場面を決めて、少しずつ生活の中に区切りをつくってみましょう。
たとえば、こんな工夫から始めてみてください。
- 夕飯の準備中など、テレビを見る場面を決める。 何となくつけっぱなしにする時間を減らしてみましょう。
- 番組が終わる前に声をかける。 「これが終わったらご飯にしようね」と、次の予定を分かりやすく伝えます。
- テレビ以外の親子時間を少しつくる。 お風呂でお話ししたり、寝る前に絵本を1冊読んだりするのもいいですね。
もちろん、子どもの年齢によって、テレビを見る時間や使い方には気をつけたいところもあります。
でも、一度テレビに頼ったからといって、それだけで親としての良し悪しが決まるわけではありません。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私自身も、子どもたちが小さかったころ、家でDVDを見て過ごしたり、テレビの体操をまねして楽しんだりしていた経験があります。
当時の連絡帳にも、そんな日常の様子を書いていたんですよ。
今回は、保育園から帰宅後にテレビばかりになりやすい理由や、罪悪感との向き合い方、無理なくテレビの時間を減らす工夫についてお話しします。
保育園から帰宅後、テレビばかりで罪悪感…毎日見せても大丈夫?
夕飯作りの間にテレビに頼るだけで「ダメな親」にはならない
仕事を終えて保育園へお迎えに行き、ようやく帰宅。
そこから夕飯を作ろうとしたら、
「ママ、遊ぼう!」
「抱っこして!」
と呼ばれることもありますよね。
もちろん、一緒に遊んであげたい気持ちはあると思います。
でも、夕飯を作らないわけにもいかないんです。
そんなときにテレビをつけると、子どもが好きな番組を見てくれるので、少し家事が進みやすくなります。
それなのに、
「本当はもっと一緒に遊んであげた方がいいのかな」
「テレビに頼るなんて、よくない母親なのかな」
と、自分を責めてしまうこともあるんですよね。
でも、私は、テレビを見せたということだけで、子育ての良し悪しが決まるとは思いません。
家事も子育ても、一人で全部こなすのは大変です。
ただし、テレビを何時間でも見せてよいというわけではありません。
年齢に合った視聴時間を意識しながら、必要な場面でどう使うかを考えていくことが大切だと思います。
ただし、見せっぱなしで睡眠や遊びが減るなら見直したい
テレビを見ている間、子どもが静かにしてくれると助かりますよね。
でも、気づいたら夕飯の時間になってもテレビがついている。
お風呂の時間になっても、なかなかやめられない。
そんな状態が毎日続いているなら、少し使い方を見直してみたいですね。
特に気にかけたいのは、テレビを見ることで、睡眠や食事、体を動かす遊びなどの時間が減っていないかということです。
テレビが楽しくて寝る時間が遅くなったり、ほかの遊びをする機会が少なくなったりすることもあります。
もちろん、子どもの年齢や家庭の生活リズムによって、状況は違います。
だから、ある日長く見せてしまったからといって、すぐに心配しすぎる必要はありません。
ただ、毎日の生活を振り返ってみて、
「最近、テレビを消す時間がずいぶん遅くなっているな」
と感じたら、少しずつ見直していけるといいですね。
保育園の帰宅後にテレビばかりになる3つの理由
親は夕飯・お風呂・明日の準備で手が離せない
保育園から帰ってきたあとの時間って、本当にあっという間ですよね。
夕飯を作って、食べさせて、お風呂に入れて、歯みがきをして、寝かしつける。
その間に洗濯物を片付けたり、明日の保育園の準備をしたり。
一つ終わったと思ったら、また次の用事が待っています。
子どもとゆっくり遊びたいと思っていても、なかなか時間が取れないんです。
特に、ママやパパが一人で夕方の家事と育児を担当している場合は、手が足りなくなってしまいますよね。
そんなときにテレビがあると、少し家事を進める時間ができます。
だから、テレビばかりになってしまう背景には、子どもがテレビを好きなことだけでなく、親の忙しさも関係しているんだと思います。
テレビを減らそうと考えるときは、同時に夕方の家事を減らせないか考えることも大切ですね。
子どもも保育園で疲れ、帰宅後は好きなテレビでくつろぎたい
保育園では、お友だちと遊んだり、先生のお話を聞いたり、いろいろな活動をしています。
楽しく過ごしていても、帰宅するころには疲れている子もいますよね。
おうちに帰ってきたら、少しゆっくりしたい。
そんな気持ちもあるのかもしれません。
好きなテレビ番組があると、帰宅後の楽しみになる場合もあります。
私の昔の連絡帳にも、保育園から帰ってDVDを見ながら過ごした日が書かれていました。
また、別の日には、子どもがテレビで見た体操や踊りをまねして楽しんでいたこともあります。
ただ画面を見ているだけではなく、音楽に合わせて体を動かしている姿を見るのは、うれしいものですよね。
もちろん、これは長時間テレビを見せてもよいという意味ではありません。
でも、テレビをすべて悪いものと決めつけず、どんな内容を、どのくらい、どんなふうに見ているのかも考えていきたいと思います。
YouTubeの自動再生や「もう1本」で視聴時間が延びやすい
「これを見終わったら、ご飯にしようね」
そう声をかけたのに、動画が終わると次の動画が始まってしまう。
YouTubeなどでは、そんなこともありますよね。
子どもは次の動画も気になるので、
「もう1回!」
「まだ見たい!」
となってしまうんです。
ママも夕飯の準備で忙しいと、つい「あと少しだけね」と言ってしまうことがあると思います。
気づけば、思っていたより長い時間が過ぎていた。
そんな経験もあるのではないでしょうか。
特に小さな子どもには、自分で視聴時間を管理するのは難しいことがあります。
だからこそ、子ども任せにするのではなく、大人が終わりのタイミングを決めてあげたいですね。
帰宅後のテレビばかりに罪悪感が強くなるのはこんなとき
夕飯を作っている間、つい長時間見せてしまう
夕飯の準備を始めると、子どもが何度も呼んできますよね。
「ママ、見て!」
「一緒に遊ぼう!」
そのたびに手を止めていたら、なかなか料理が進まないこともあります。
そこでテレビをつけると、子どもが夢中になってくれる。
最初は少しだけのつもりだったのに、料理が終わるまでずっと見せてしまった。
そんな日もあると思います。
「今日もテレビに頼っちゃったな…」
と、あとから気になってしまうんですよね。
そんなときは、テレビを見る時間だけを減らそうとするのではなく、夕飯の準備そのものを短くできないか考えてみましょう。
たとえば、前の日に下ごしらえをしておいたり、温めるだけのおかずを用意したり。
毎日一から全部作らなくてもいいんです。
家事を少し減らせると、テレビに頼る時間も減らしやすくなりますよ。
テレビを消すと泣いたり怒ったりして、なかなかやめられない
テレビを見始めると静かにしてくれるのに、いざ消そうとすると大泣き。
「まだ見たい!」
「消さないで!」
そう言われると、困ってしまいますよね。
夕飯の時間もあるし、お風呂にも入らなければいけない。
そんなときに泣かれると、ママもイライラしてしまうことがあると思います。
でも、楽しく見ていたものを急に終わりにされると、子どもだって気持ちを切り替えるのが難しいことがあります。
だから、テレビを消すときは、少し前から声をかけてみましょう。
「このお話が終わったら、おしまいにしようね」
と、次の予定を伝えておく方法です。
もちろん、それでも泣く日もあります。
そんなときは、怒って無理に気持ちを変えさせようとせず、
「もっと見たかったんだね」
と、まずは気持ちを受け止めてあげたいですね。
子どもと遊ぶ時間がなく、ほかの家庭と比べてしまう
SNSなどで、親子で絵本を読んだり、手作りのおもちゃで遊んだりしている様子を見ることがありますよね。
そんな投稿を見ると、
「みんな、ちゃんと子どもと向き合っているんだな」
「それに比べて、うちはテレビばかり…」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、家庭によって生活のリズムも、仕事の時間も、家族の協力体制も違います。
SNSで見えている時間が、その家庭の一日のすべてというわけでもありません。
それに、親子の時間は、特別な遊びをすることだけではないと思うんです。
一緒に夕飯を食べたり、お風呂でお話ししたり。
寝る前に「今日も楽しかったね」と声をかけることもできますよね。
長い時間遊べなかったからといって、親子で過ごした時間までなくなるわけではありません。
他の家庭と比べるより、今の生活の中でできることを考えていけるといいですね。
保育園帰宅後のテレビばかりを無理なく減らす5つの工夫
ここからは、テレビに頼りすぎず、夕方を少し楽にするための工夫をご紹介します。
全部を一度に変える必要はありません。
まずは、できそうなことを一つ選んでみてくださいね。


「夕飯の準備中だけ」などテレビを見る時間帯を決める
テレビを何となくつけっぱなしにしていると、気づかないうちに視聴時間が長くなってしまいますよね。
そんなときは、まずテレビを見る場面を決めてみましょう。
たとえば、
「夕飯の準備をしている間だけ」
「決めた番組を見終わったらおしまい」
というようなルールです。
もちろん、子どもの年齢や家庭の状況に合わせて、視聴時間も考える必要があります。
小さな子どもには、テレビを控えた方がよい年齢もあるため、年齢別の目安も確認しておきたいですね。
また、毎日予定どおりにできなくても、必要以上に落ち込まなくて大丈夫。
最初から完璧に守ろうとするよりも、家族で続けられるルールを考えることが大切です。
動画の自動再生を切り、終わる前に声をかける
YouTubeなどを見せている場合は、自動再生をオフにすることも考えてみましょう。
次々に動画が始まると、子どももなかなかやめられなくなりますよね。
また、動画を見始める前に、
「今日はこのお話を見たら、おしまいにしようね」
と伝えるのも一つの方法です。
終わりが近づいたら、
「これが終わったら、ご飯にしようね」
ともう一度声をかけてみましょう。
まだ時計がよく分からない年齢なら、「あと5分」という言い方よりも、「この動画が終わったら」の方が伝わりやすいこともあります。
もちろん、子どもの性格によって合う方法は違います。
何度か試しながら、親子で無理なく続けられる方法を見つけていけるといいですね。
絵本やお絵かきなど、テレビ以外の遊びも用意する
テレビを消したあと、
「じゃあ、何して遊ぼう?」
となることもありますよね。
そんなときのために、テレビ以外の遊びも少し用意しておくと安心です。
たとえば、絵本やお絵かき、シール遊び、積み木など。
特別なおもちゃを買わなくても、家にあるもので十分です。
子どもが一人で遊び始めたら、少し見守りながら家事を進めることもできます。
ただし、小さな子どもは、遊んでいる途中に思いがけない行動をすることもあります。
年齢に合った安全なおもちゃを選び、目を離しすぎないようにしてくださいね。
テレビ以外にも楽しいことがあると分かれば、少しずつ遊びの幅が広がるかもしれません。
作り置きや家族との分担で夕方の家事を減らす
テレビの時間を減らしたいと思っていても、夕飯を作る時間が変わらなければ、なかなか難しいですよね。
だからこそ、家事そのものを少し減らしてみませんか。
たとえば、こんな方法があります。
- 前の日に野菜を切っておく
- 冷凍食品やお惣菜を上手に使う
- 洗濯物を片付けるのは翌日にする
- 家族にお風呂や子どもの相手をお願いする
全部を取り入れなくても大丈夫です。
今の生活でできることを、一つ選んでみましょう。
家族に協力してもらえる場合は、
「夕飯を作る間、子どもと遊んでいてくれる?」
と具体的にお願いするのもいいですね。
もし一人で家事も育児もしているなら、頑張ることを増やすより、やることを減らせないか考えてみてください。
私自身も子育て中は、食事や掃除、仕事などで忙しく、子どもの話をゆっくり聞く余裕がなくなった経験があります。
だからこそ、毎日の家事を全部完璧にしようとしなくてもいいと思っています。
子育てで余裕がなくなったときの私自身の経験は、こちらの記事でもお話ししています。


食事・お風呂・寝る前に短い親子の時間をつくる
「テレビを減らした分、子どもとたくさん遊んであげなきゃ」
そう考えると、また新しい負担になってしまいますよね。
でも、親子の時間って、長く取らなければならないものではないと思うんです。
たとえば、夕飯を一緒に食べながら、
「今日は何して遊んだの?」
と聞いてみる。
お風呂で一緒に歌を歌う。
寝る前に、絵本を1冊読んでみる。
そんな短い時間でもいいんですよ。
テレビを使っている日でも、少しだけ親子で向き合う時間をつくることはできます。
もちろん、毎日すべてできなくても大丈夫です。
今日はお風呂でお話しできた。
昨日は寝る前に絵本を読めた。
そんな小さなことを大切にしていきたいですね。
テレビの見せすぎが心配なときに確認したいこと
子どもの年齢に応じた視聴時間の目安を参考にする
「そもそも、子どもには何時間くらいテレビを見せてもいいの?」
ここも気になるところですよね。
テレビや動画を見る時間については、専門機関が年齢に応じた目安を示しています。
たとえば、世界保健機関(WHO)は、5歳未満の子どもについて、座って画面を見る時間の目安を次のように示しています。
| 子どもの年齢 | WHOの推奨 |
|---|---|
| 1歳 | テレビなど、座って画面を見る時間は推奨されない |
| 2歳 | 1日1時間以内。短い方がよい |
| 3〜4歳 | 1日1時間以内。短い方がよい |
※1歳未満についても画面視聴は推奨されていません。
また、日本小児科医会も、2歳までのテレビ・ビデオ視聴を控えることや、メディアに接する合計時間を1日2時間以内を目安にすることなどを提言しています。
これらは、対象とする年齢や考え方が異なるため、数字だけを単純に比べるものではありません。
また、WHOの1時間という目安は、保育園から帰ってきてからの時間だけではなく、1日の中で座って画面を見る時間についてのものです。
「今日は少し長く見せてしまったから、もうダメなんだ…」
と落ち込むための数字ではありません。
今の生活を振り返り、子どもの年齢に合ったテレビとの付き合い方を考えるための目安として参考にしてくださいね。
睡眠・食事・体を動かす時間が減っていないか確認する
テレビの時間が気になるときは、まず一日の生活を振り返ってみましょう。
たとえば、
- テレビを見ていて、寝る時間が遅くなっていないか
- 食事中も画面に夢中になっていないか
- 体を動かしたり、ほかのおもちゃで遊んだりする時間が取れているか
こうしたことも気にかけたいですね。
特に食事中は、テレビを消して食べる時間をつくることも大切です。
ただ、ここで私自身の経験を一つお話しすると、昔の連絡帳には、食事中にテレビをつけていなくても、子どもが食べ終わるまでに1時間半ほどかかることがあったと書いていました。
好きなおかずを先に食べて、苦手な野菜がなかなか進まなかったんです。
私もつい注意ばかりしてしまい、楽しい夕飯にならないことがありました。
だから、テレビを消したらすべてうまくいく、というわけでもないんですよね。
大切なのは、テレビの有無だけで判断せず、子どもの様子を見ながら生活を整えていくことだと思います。
テレビを見るときも親子で会話する時間を大切にする
テレビを見ている時間も、子どもと一緒に楽しめることがあります。
たとえば、子どもが好きな動物が出てきたら、
「かわいいね」
「この動物、何ていう名前かな?」
と話しかけてみる。
歌や体操の番組なら、一緒に体を動かしてみるのもいいですね。
私の子どもも、小さいころテレビで見た体操の振り付けをまねして、楽しそうに踊っていました。
そんな姿を見ると、こちらも思わず笑顔になってしまうんですよね。
もちろん、テレビを見ている間ずっと話しかける必要はありません。
ママやパパが家事をしながら、少しだけ一緒に楽しむ場面があってもいいと思います。
そして、テレビを見終わったら、
「さっきの歌、楽しかったね」
とお話ししてみる。
そんな関わり方もできますよね。
テレビに子どもの相手をすべて任せるのではなく、親子で楽しむ時間も少しつくっていけるといいですね。
もしテレビのことで悩みすぎて、誰かに気持ちを聞いてほしくなったときには、私もココナラで子育て・育児の電話相談をお受けしています。
「テレビに頼ってしまう自分が嫌になる」
そんなお話でも大丈夫です。
一人で抱え込まず、話せる相手に聞いてもらうことも大切にしてくださいね。
まとめ|保育園帰宅後にテレビばかりで罪悪感があるなら、使い方を少しずつ見直そう
保育園から帰宅後、テレビばかりになってしまうと、
「もっと子どもと遊んであげた方がいいのかな」
「テレビに頼ってばかりで大丈夫かな」
と、罪悪感を感じることもありますよね。
でも、仕事や家事、育児で忙しい毎日の中で、テレビに頼りたくなることもあると思います。
そんなときは、自分を責め続けるよりも、テレビの使い方を少し見直してみましょう。
夕飯の準備中など、見る場面を決める。
動画の終わりを前もって伝える。
家事を減らしたり、家族に分担してもらったりする。
そして、食事やお風呂、寝る前に少しだけ親子でお話しする。
そんな小さな工夫から始めてみてくださいね。
もちろん、子どもの年齢に合わせた視聴時間や、睡眠・食事・遊びの時間を大切にすることも忘れずにいたいところです。
テレビを見せたかどうかだけで、ママやパパの子育てが決まるわけではありません。
大切なのは、子どもの様子を見ながら、家族に合った過ごし方を考えていくことだと思います。
今日は夕飯の準備を少し楽にできた。
寝る前に、子どもの話をゆっくり聞けた。
そんな小さなことにも、目を向けてあげてくださいね。
今日もお仕事に家事に子育てに、本当におつかれさまです。

