「気づいたら、私だけママ友がいない……」
園の送り迎えや行事で、楽しそうに話しているママたちを見ると、なんとなく自分だけ取り残されたような気持ちになることがありますよね。
「ママ友がいない人って、何か特徴があるのかな」
「私の性格に問題がある?」
「子どもまでかわいそうに見られないかな」
そんなふうに考えてしまうママもいると思います。
でも、ママ友がいない理由は人それぞれです。
人見知りで話しかけるのが苦手な人もいれば、仕事と育児で話す時間そのものがない人もいます。そもそも今の生活で困っていなくて、ママ友を必要としていない人もいます。
保育士として20年以上、たくさんの親子と関わってきましたが、保護者同士の付き合い方も本当にさまざまです。
いつも誰かと一緒にいるママもいれば、一人で送り迎えをして、一人で行事に参加するママもいます。
だから、ママ友がいない=嫌われている、何か問題がある、ということではありません。
この記事では、ママ友がいない人に見られやすい特徴や理由、実際にママ友がいない人の割合、子どもへの影響まで、順番にお話ししていきます。
「ママ友が欲しいけれど、なかなかできない」という方も、できることから少しずつで大丈夫ですよ。
ママ友がいない人の特徴は?嫌われている人とは限らない
「ママ友がいない人の特徴」と聞くと、なんとなく悪いところを探されているようでドキッとしますよね。
でも実際には、性格だけではなく、生活環境や人付き合いへの考え方も大きく関係しています。
「これ、私かも」と思うものがあっても、それが悪いということではありません。
「コミュ障だからママ友がいない」と自分から話しかけられず悩んでいる
初対面の人と話すのが苦手だったり、大人数の輪に入るのが苦手だったりすると、ママ友ができるきっかけは少なくなりやすいです。
話しかけたい気持ちはあるのに、
「何を話したらいいんだろう」
「変なことを言ったらどうしよう」
「今、話しかけたら迷惑かな」
と考えているうちに、タイミングを逃してしまうこともありますよね。
自分では「コミュ障だから」と思っていても、単に人との距離が縮まるまでに少し時間がかかるタイプなのかもしれません。
無理に話し上手になる必要はありません。
挨拶から少しずつ関係ができる人もたくさんいます。
ワーママでママ友がいない|送迎や仕事で話す時間そのものが少ない
仕事をしているママの場合、そもそも他の保護者とゆっくり話す時間がほとんどないこともあります。
朝は子どもを預けたらすぐ仕事へ。
夕方はお迎えをしたら、買い物、ご飯、お風呂、寝かしつけ……。
毎日それだけで精いっぱいですよね。
園にいる時間が短ければ、当然ほかのママと話すきっかけも少なくなります。
これは性格の問題ではなく、単純に接点が少ないということも大きいです。
「みんなにはママ友がいるのに、私はできない」と自分を責める必要はありませんよ。
一人で行動する方が気楽
誰かと一緒にいないと不安な人もいれば、一人でいる方が落ち着く人もいます。
一人で送り迎えをする。
行事も一人で見る。
終わったらそのまま帰る。
それで本人が困っていないのなら、無理にママ友を作る必要はありません。
「一人でいられる」というのも、その人のひとつの過ごし方です。
大人数のグループ付き合いが苦手
一対一なら話せるけれど、何人か集まると急に何を話したらいいかわからなくなる。
そんな人もいますよね。
すでに出来上がっているママ友グループを見ると、
「今さら入れないな」
と思ってしまうこともあります。
でも、ママ友は必ずグループで作らなければいけないものではありません。
一人だけ、会ったら少し話せる人がいる。
それでも十分です。
家族や昔からの友達がいてママ友を必要としていない
育児の悩みを話せる家族がいたり、昔からの友達に何でも相談できたりするなら、ママ友を特に必要と感じない人もいます。
「ママになったらママ友を作るもの」
という決まりはありません。
困ったときに話せる相手がすでにいるなら、それも立派な人間関係です。
以前の人間関係で疲れて慎重になっている
以前ママ友との付き合いで疲れた経験があったり、学生時代や職場の人間関係で嫌な思いをしたりすると、新しい関係にも慎重になることがあります。
「また面倒なことになるくらいなら、一人の方がいい」
と思うこともあるでしょう。
無理に心を開く必要はありません。
人との距離感は、自分が心地よいと思える範囲でいいと思います。
ママ友ができる人とできない人の違いは?性格より「接点の作り方」も大きい
ママ友が自然にできる人を見ると、
「やっぱり明るくて社交的だからなんだろうな」
と思うかもしれません。
もちろん性格も関係しますが、それだけではありません。
ママ友になるには、まず何度か顔を合わせて、少しずつ話す機会が必要です。
「もしかして見た目や雰囲気のせいで話しかけてもらえないのかな」と気になっている方は、「ママ友ができないのは見た目のせい?近寄りがたい印象の原因と変えるコツ」も読んでみてくださいね。
ママ友ができる人は挨拶から自然に接点を増やしている
ママ友が多い人でも、最初から長い会話をしていたわけではありません。
「おはようございます」
「今日は寒いですね」
「昨日の行事、楽しそうでしたね」
最初はそんな短いやり取りから始まっていることが多いです。
小さな会話を何度か繰り返しているうちに、お互いのことが少しずつわかってきます。
同じ場所で何度も会うことで顔見知りになっていく
毎日同じくらいの時間に送り迎えをしていると、よく会う人が出てきます。
最初は知らない人でも、
「また会いましたね」
という関係になり、いつの間にか自然と話すようになることがあります。
つまり、ママ友ができるかどうかは、その人の魅力だけではなく、顔を合わせる回数やタイミングにも左右されるんですね。
最初から親しいママ友になろうとしなくていい
「ママ友を作らなくちゃ」
と思うと、急に難しいことのように感じてしまいます。
でも最初から、一緒にランチへ行ったり、休日に遊んだりする相手を探す必要はありません。
まずは、
「会ったら挨拶する人」
「少し話せる人」
くらいからで十分です。
その先に気の合う人がいたら、自然と関係が続いていきます。
ママ友がいない人の割合は?母親の3~4割という調査もある
「ママ友がいないのって私だけなのかな」
そう感じている方に知ってほしい調査があります。
笹川スポーツ財団が全国の3~6歳の幼児とその保護者を対象に行った2023年度の調査では、「子どもを通じて知り合った友達のうち、連絡を取ったり気軽に話したりできる人」の人数を尋ねています。
その結果、母親でも「0人」と答えた人が一定数いました。
「周りはみんなママ友がいるように見える」と感じていても、実際にはそうではないんですね。
年少の母親では37.7%が「0人」
調査では、「0人」と答えた母親の割合は、
- 年少の母親:37.7%
- 年中の母親:30.7%
- 年長の母親:25.7%
でした。
ここでいうママ友は、ただ顔を知っている人ではなく、子どもを通じて知り合い、連絡を取ったり気軽に話したりできる友達のことです。
年少の母親では、4割近い人が「0人」と回答しています。
意外と多いと感じる方もいるのではないでしょうか。
ママ友がいないのは決して自分だけではない
園の行事などでは、何人かで集まって話しているママの方が目につきます。
一人でいる人は静かに過ごしているので、意外と目立ちません。
そのため、
「みんなママ友がいるのに私だけいない」
と感じやすいのかもしれません。
でも、実際の数字を見ると、ママ友がいない母親は決して珍しい存在ではありません。
ママ友がいないのが恥ずかしい・孤独と感じてしまうのはなぜ?
頭では「一人でもいい」と思っていても、ふと寂しくなることはあります。
特に園の行事などで、周りが楽しそうに話しているときはそうですよね。
園や学校ではママ友グループの方が目に入りやすい
数人で話している人たちは、どうしても目につきます。
一方、一人で来て静かに帰る人はあまり目立ちません。
そのため実際以上に、
「みんなグループに入っている」
ように感じることがあります。
でも、周りをよく見ると一人で参加している保護者もいます。
それほど気にしていない人だっているんですよ。
「みんなにはママ友がいる」と感じやすい
SNSなどでママ友とのランチやお出かけを見ると、さらに「自分だけ」と感じやすくなります。
でも、わざわざ、
「今日は一人で送り迎えしました」
と投稿する人は少ないですよね。
目に入ってくるものだけが、みんなの日常ではありません。
ママ友がいない孤独は「ちょっと話せる大人がいない」ときにも感じる
本当に欲しいのは、「ママ友」という名前の関係ではなく、
「今日ちょっと大変だったね」
「この行事って何時からだっけ?」
と気軽に言える相手なのかもしれません。
育児中は、大人と少し話せるだけでも気持ちが変わることがあります。
もし孤独を感じているなら、「親しいママ友を作る」と大きく考えず、まずは少し話せる人が一人できれば十分です。
ママ友の人数と人としての魅力は関係ない
ママ友が多いから人として優れているわけでも、いないから魅力がないわけでもありません。
人付き合いが広い人もいれば、狭く深く付き合う人もいます。
一人の時間が好きな人もいます。
それぞれ違って当然です。
「ママ友がいない」という一部分だけで、自分自身を評価しないでくださいね。
ママ友がいないと子供に影響する?「かわいそう」と決めつけなくて大丈夫
「私にママ友がいないせいで、子どもまで友達ができなくなったらどうしよう」
これはママにとって、とても気になるところだと思います。
でも、親の人間関係と子どもの人間関係は同じではありません。
親のママ友関係と子どもの友達関係は同じではない
子どもは園で毎日一緒に遊んだり、同じ活動をしたりしながら、自分で人間関係を作っていきます。
親同士が仲良しだから子どもも必ず仲良しになるわけではありません。
反対に、親同士がほとんど話したことがなくても、子ども同士はとても仲良しということもあります。
ママ友がいない=子どもに友達ができないわけではない
子どもの友達関係まで「自分が何とかしなきゃ」と思わなくても大丈夫です。
子どもには子どもの世界があります。
保育士として見ていても、子どもたちは毎日の生活の中で、自分なりに好きな遊びや気の合う友達を見つけていきます。
親にママ友がいないからといって、それだけで子どもがかわいそうということにはなりません。
親同士のつながりがあると情報交換などで助かる場面はある
とはいえ、親同士のつながりがまったく役に立たないわけでもありません。
「明日の持ち物ってこれで合ってる?」
「今日のお迎え、いつもより早かったね」
など、ちょっとしたことを聞ける相手がいると助かる場面はあります。
ただ、そのために親しいママ友が何人も必要というわけではありません。
顔を合わせたときに少し話せる人がいるだけでも十分なことがあります。
必要なことは園や学校の先生に直接確認すればいい
園についてわからないことがあれば、基本的には先生に聞いて大丈夫です。
むしろ持ち物や行事、子どもの様子など、大切なことは先生に確認した方が確実です。
「ママ友がいないから情報が入ってこない」
と不安になりすぎなくても大丈夫ですよ。
「ママ友いらない最強説」は本当?ママ友を作らない人にもメリット・デメリットがある
インターネットでは、「ママ友いらない最強説」という言葉を見かけることもあります。
確かに、ママ友付き合いがなければ楽な部分もあります。
でも、反対に少し困ることもあります。
どちらが正しいというより、自分に合う距離感を見つけることが一番です。
ママ友がいなければ人間関係で気疲れしにくい
ママ友付き合いが増えると、楽しいことばかりではありません。
誘われたけれど断りづらい。
LINEの返信を気にしてしまう。
グループでの付き合いに疲れる。
そんなこともあります。
一人でいることが心地よい人にとっては、無理な付き合いをしない方が楽なこともあります。
比較や噂話に巻き込まれにくい
子どもの成長や習い事、家庭のことなど、距離が近くなるほどいろいろな話が耳に入るようになります。
人と比べて落ち込んでしまう人にとっては、少し距離がある方が穏やかに過ごせることもあるでしょう。
園や学校のちょっとした情報を聞ける相手がいないこともある
一方で、
「このプリントどういう意味だった?」
「みんな何時ごろ行くのかな?」
といった、本当にちょっとしたことを聞ける相手がいると便利なこともあります。
ここは、ママ友がいるメリットのひとつです。
「ママ友ゼロ」か「グループに入る」かの二択ではない
大切なのはここだと思います。
親しいママ友を何人も作るか、誰とも付き合わないか。
その二択ではありません。
「会えば挨拶する」
「たまに少し話す」
「わからないことがあれば聞ける」
そんなほどよい関係でも十分です。
自分が疲れない距離で付き合えばいいんですよ。
ママ友がいないけれど欲しい人は無理せず小さな関係から始めよう
ママ友がいないこと自体は悪いことではありません。
でも、
「本当は一人くらい話せる人が欲しいな」
と思っているなら、その気持ちも大切にしていいと思います。
まずは毎回挨拶できる人を一人作る
いきなりママ友を作ろうとすると緊張します。
まずは「よく会う人に挨拶する」くらいから始めてみてください。
同じ人と何度か挨拶をしていると、次第に話しやすくなります。
子どもの話題なら自然に会話を始めやすい
何を話せばいいかわからないときは、共通点である子どもの話題が一番自然です。
「○○ちゃん、今日楽しそうだったね」
「今度の行事、楽しみですね」
そのくらいの一言で十分です。
会話を続けなければ、と頑張らなくて大丈夫ですよ。
大人数の輪より一対一から始める
グループに入るのが苦手なら、無理に入らなくてもいいんです。
一人でいるママに挨拶をしたり、隣になった人と少し話したり。
一対一の方が落ち着いて話せる人もたくさんいます。
送迎などで何度も顔を合わせる人を大切にする
同じ時間帯に会う人は、自然と顔を覚えやすくなります。
新しい出会いを探し回らなくても、すでに何度も会っている人との関係から始まることもあります。
「ママ友」ではなく「話せる顔見知り」からでいい
最初から「友達にならなきゃ」と考えなくても大丈夫です。
園で会ったら少し話す。
それだけの関係でも、十分心強いことがあります。
そこから気が合えば少しずつ仲良くなればいいですし、そのまま顔見知りでも構いません。
人間関係は急いで作るものではありませんよ。
ママ友がいない人についてよくある質問
ぼっちママの特徴は?
「ぼっちママ」というとネガティブに聞こえますが、一人で行動している理由は人それぞれです。
人見知りの人もいれば、仕事で時間がない人、一人が好きな人、すでに別の友人関係がある人もいます。
一人でいる姿だけを見て、その人の性格や人間関係まで判断することはできません。
ママ友がいないのは大丈夫ですか?
本人が困っていないのであれば、ママ友がいなくても大丈夫です。
育児について相談できる家族や友人がいたり、必要なことを園や学校に確認できたりするなら、それで困らない人もいます。
もし「本当は話せる人が欲しい」と感じているなら、無理のない範囲で小さな交流から始めてみてくださいね。
ママ友を作らない人の特徴は?
人付き合いで疲れやすい、一人の時間を大切にしたい、家族との時間を優先したい、すでに友人がいるなど、さまざまな理由があります。
「作れない」のではなく、あえて「作らない」という人もいます。
ママ友に嫌われるタイプは?
人には相性があるので、「このタイプなら必ず嫌われる」とは言えません。
ただ、悪口や噂話ばかりする、家庭のことに踏み込みすぎる、自分の価値観を押しつける、断っているのに何度も誘うなど、相手との距離を大切にしない関わり方は負担に感じられやすいでしょう。
普通に挨拶をして、お互いの距離感を大切にしていれば、必要以上に「嫌われないようにしなきゃ」と構えなくても大丈夫です。
まとめ|ママ友がいない人の特徴に当てはまっても無理に変わる必要はない
ママ友がいない人には、
人見知りだったり、
仕事で話す時間がなかったり、
一人で過ごす方が好きだったり、
そもそもママ友を必要としていなかったり、
いろいろな理由があります。
どれかに当てはまったからといって、「だから私はママ友ができないんだ」と落ち込まなくても大丈夫です。
ママ友がいないことは、決して珍しいことでもありません。
そして、ママ友がいないからといって、子どもまでかわいそうになるわけでもありません。
今のままで困っていないなら、無理に作る必要はないと思います。
反対に、
「できれば一人くらい話せる人が欲しいな」
と思っているなら、いきなり親しい友達を作ろうとしなくても大丈夫。
まずは挨拶する人を一人増やす。
会ったときに一言話してみる。
それくらいから始めてみてください。
ママ友の人数よりも、自分が無理をせず、心地よく子育てできることの方がずっと大切です。
