保育士の正社員求人の探し方|現役保育士が伝える職場選びのポイント

保育士の正社員求人を見ながら、給与や休日、職場選びのポイントを案内するにゃにたん

「保育士の正社員求人を探しているけれど、どこを見ればいいの?」
「給与も休みも気になるし、自分に合う園をどう選んだらいいんだろう…」

そんなときは、勤務地と働ける時間を決めて求人を絞り、給与・休日・仕事内容を比べ、気になる園は見学や面接で確かめる、この順番で進めてみてください。

まず押さえたいのは、次の3つです。

  • 求人サイトなどで「希望地域」と「正社員・正職員」を指定する
  • 月給だけでなく、勤務時間や休み方、担当する仕事まで比べる
  • 求人票で分からないことは、見学や面接で質問する

最初から全部の求人を見ようとすると、どれがいいのか分からなくなっちゃいますよね。

まずは「この条件なら働き続けられそう」という目安を持つだけでも、候補を選びやすくなります。

にゃにたん

こんにちは、保育士歴20年以上のにゃにたんです。
私は保育園・認定こども園・企業内託児所などで働き、子育てをしながら保育の仕事を続けてきました。

この記事では、正社員求人の探し方と、保育の現場を知る立場から確認しておきたいことをお伝えします。

目次

保育士の正社員求人はどこで探せる?主な探し方

保育士の正社員求人は、保育士向けの求人サイト、園や運営法人の採用ページ、ハローワークなどで探せます。

自分で条件を比べたいのか、誰かに相談しながら探したいのか。

にゃにたん

今の自分に合う方法から始めて大丈夫ですよ。

保育士向けの求人サイトで勤務地と「正社員」を指定して探す

まずは、希望する地域と雇用形態を入れて検索してみましょう。

例えば、保育士バンク!の正社員求人一覧では、正社員の求人から勤務地などを選べます。

ジョブメドレーの保育士求人も、地域や雇用形態などの条件で探せます。

サイトによって「正社員」「正職員」と表記が違うことがあるので、両方を見ておくと探しやすいです。

最初は通える地域で探し、そのあとに勤務時間や給与などを加えて絞ると、条件を比べやすくなります。
気になる求人は保存して、園名・給与・勤務時間をメモしておくのもおすすめです。

求人の掲載日や更新日を見て、応募前には現在も募集しているか確認してくださいね。

園・運営法人の採用ページやハローワークで探す

気になる園があるなら、園名や運営法人名で公式サイトを調べてみましょう。

「採用情報」「職員募集」などのページが見つかることがあります。

園の保育方針や日々の活動も一緒に見られるので、「どんな保育をしているのかな」と考えるきっかけになります。

地域の求人を探すときは、ハローワークインターネットサービスも選択肢です。
職種や就業場所に加え、正社員の募集かどうかを確認しましょう。

「フルタイム」と書いてあっても、それだけで正社員とは判断しないことが大切です。雇用形態の欄まで見ておきたいですね。

応募方法は募集先によって違うため、公式ページや求人票の案内に沿って進めましょう。

求人選びや条件確認を相談したいときは転職支援サービスを利用する

「仕事や家事で、求人をゆっくり見る時間がない」
「この条件を園に聞いてもいいのかな…」

そんなときは、希望を伝えて求人を紹介してもらう方法もあります。保育士人材バンクなど、保育士向けの転職支援サービスも候補になります。

相談するときは、「働きやすい園がいいです」だけでなく、次のように伝えると希望が具体的になります。

  • 早番・遅番はどの時間帯まで対応できるか
  • 土曜日は月に何回くらいなら働けるか
  • 通勤時間や給与で、譲れない条件は何か
にゃにたん

連絡を受けやすい時間や方法も、初めに伝えておくとやり取りしやすいですね。

紹介された求人も、自分の希望と照らし合わせて選びましょう。

応募経路が複数ある場合は、同じ園に重ねて応募しないよう整理しておくと安心です。

保育士の正社員求人を希望条件で絞り込むポイント

求人を見ていると、「給与も高い方がいいし、休みも多い方がいいし…」と、希望が増えていきますよね。

まずは、「どうしても必要な条件」と「できればかなえたい条件」を分けてみましょう。

迷ったときに戻れる基準になります。

通勤できる地域と入職したい時期を決める

通勤時間は、家から園までの距離だけでなく、実際に出勤する時間帯で考えてみてください。

早番の日に使える電車やバスがあるか、車なら朝の混雑はどうか。

子どもの送迎がある場合は、その時間も含めて考えておきたいですね。

にゃにたん

私は2人の子どもを育てながら、保育の仕事を続けてきました。

家庭との両立を考えるときは、勤務時間だけでなく、家を出てから帰るまでの一日を思い浮かべてみてほしいなと思います。

入職時期も、「できるだけ早く」「今の仕事の引き継ぎが終わってから」「来年4月から」など、自分の予定を整理しておきましょう。

時間固定・時短正社員など、働ける時間帯を整理する

勤務時間の条件を見るときは、「時間固定」と「時短正社員」を分けて考えると分かりやすいです。

  • 時間固定:始業・終業の時間が決まっている働き方
  • 時短正社員:通常の正社員より所定の労働時間が短い働き方

時間が固定されていても、短時間勤務とは限りません。

実際の勤務時間、休憩、早番・遅番への対応が必要かまで確認しましょう。

また、「時短勤務可」という言葉だけで、入職時から短い時間で働けるとは限らないんです。

短時間で働く正社員を募集しているのか、育児中の職員が利用する制度の案内なのかを聞いておきたいですね。

「○時から○時までで、入職時から勤務できますか」と、希望する時間をそのまま伝えると確認しやすくなります。

小規模保育園・企業内保育園など、希望する施設を考える

園の種類を見るときは、名前だけで決めず、そこでどんな一日を過ごすのかを考えてみましょう。

小規模保育園なら、子どもの人数や年齢、職員の体制。企業内保育園なら、開園する曜日や時間、担当する業務を確認したいところです。

「人数が少ないから仕事も少ないはず」「企業内だから土日は休めるはず」と、イメージだけで判断しないようにしたいですね。

にゃにたん

私は保育園・認定こども園・企業内託児所など、複数の保育現場を経験してきました。

求人を見る方にも、自分が関わりたい年齢の子どもや、大切にしたい保育を思い浮かべながら選んでほしいと思っています。

未経験・ブランクがある場合は研修やサポートも条件に入れる

「資格はあるけれど実務経験がない」
「久しぶりの保育現場で、ついていけるかな…」

そんな不安があるときは、「未経験歓迎」「ブランクOK」の表示に加えて、仕事を覚えるまでの支え方を確認してみましょう。

例えば、聞いておきたいのは次のようなことです。

  • 入職後は、誰に仕事を教えてもらえるか
  • 最初はどの業務から担当するのか
  • 書類の書き方や園のルールを学ぶ時間はあるか

「未経験歓迎」は、資格が不要という意味ではありません。

必要な資格や応募条件も一緒に見てくださいね。

最初から何でもできることを目指すより、分からないことを聞きながら覚えていける職場かどうかを大切にしたいですね。

保育士の正社員求人で比較したい給与・休日・仕事内容

候補が見つかったら、同じ項目を並べて比べてみましょう。

「こちらは月給が高いけれど、勤務時間が長い」「こちらは通勤が短くて、休み方が合っている」など、違いが見えてきます。

保育士の正社員求人で確認したい給与・休日・仕事内容・雇用条件の4つのポイント

高給与の求人は基本給・手当・賞与の内訳まで比べる

給与を見ると、つい月給の大きな数字に目がいっちゃいますよね。

でも、同じ月給でも中身が違うことがあります。

次のように分けて見ると、比べやすくなります。

見るところ確認したいこと
基本給手当などを除いた基本給はいくらか
各種手当自分にも支給されるか、利用条件はあるか
賞与支給実績や計算の基準、初年度の扱いはどうか
固定残業代含まれている場合、何時間分・いくらなのか
試用期間期間中に給与や勤務条件が変わるか

固定残業代がある場合は、含まれる時間を超えた分の支払いも確認しましょう。

厚生労働省も、固定残業代を含めた賃金の表示について、基本給・時間数と金額・超過分の追加支払いを示すよう案内しています。

賞与の「○か月分」が何をもとに計算されるのかも、聞いておくと安心です。月給と賞与を合わせた見込みを、同じ条件で比べてみてくださいね。

土日祝休みの範囲と土曜出勤・振替休日を確認する

休みは日数だけでなく、自分が休みたい曜日に休めるかも大切ですよね。

「週休2日制」という表記だけでは、毎週2日休めるとは限りません。

「完全週休2日制」でも、必ず土日が休みとは限らないため、曜日まで確認しましょう。

土曜出勤がある園なら、「月に何回くらいですか」「出勤した週は、どの日がお休みになりますか」と聞くと具体的です。

年間休日に加えて、行事での休日出勤や、夏季・年末年始の休みも見ておきたいですね。

参考:ハローワークの求人票記載に関する案内(PDF・「休日等」)

残業・持ち帰り仕事と担当する業務を確認する

「残業少なめ」「持ち帰りなし」と書かれていたら、具体的にどのように仕事を進めているのかも聞いてみましょう。

例えば、次のような点です。

  • 書類や行事の準備は、勤務時間の中で進められるか
  • 行事前など、忙しい時期の残業はどれくらいか
  • 担任・フリー保育士など、どの役割を担当する予定か
  • 保育以外に、送迎や事務などの業務があるか

「何時間働くか」と「その時間に何を担当するか」をセットで見ると、自分が働く姿を想像しやすくなります。

「皆さん、書類を書く時間はどう確保されていますか」と聞く形でも大丈夫ですよ。

正社員・契約社員の区別と勤務地・異動の範囲を確認する

求人一覧には、正社員と契約社員が一緒に表示されるものもあります。

例えば、保育士人材バンクの正社員・契約社員求人一覧は、両方をまとめたページです。

正社員を希望する場合は、個別の募集内容まで確認しましょう。

「正社員登用あり」という募集なら、採用時の雇用形態が何かも見ておきたいですね。

あわせて、勤務する園が決まっているのか、同じ法人内で異動する可能性があるのかも確認してみてください。

仕事内容や勤務地の変更範囲は、厚生労働省の労働条件の明示に関する案内でも確認項目として示されています。

通勤や家庭の予定に関わることなので、「たぶん大丈夫かな」で済ませず、気になる点は聞いておきましょう。

保育士の正社員求人は園見学・面接で職場の実態まで確認しよう

求人票を読んで「気になるな」と思ったら、園見学ができるか聞いてみましょう。

見学の機会がない場合は、面接で質問を用意しておく方法もあります。

一度の訪問ですべてが分かるわけではありませんが、実際に見たり話を聞いたりすることで、考えやすくなることがありますよ。

園見学や面接で確認する職員同士の関わり方、休憩や急な休みへの対応、求人票と実際の条件

保育方針や職員同士の関わり方を確かめる

園の保育方針を読んだら、「日々の保育では、どのような関わりを大切にしていますか」と聞いてみてください。

見学できる場合は、子どもへの声かけに加えて、職員同士がどのように話しているかも見ておきたいですね。

にゃにたん

私自身、保育士・支援者・保護者、それぞれの立場の思いをすり合わせる難しさを感じることがあります。

以前、保育士と子育て支援員の立場の違いについても書きました。

だからこそ、分からないことや迷うことを、一緒に考えられる職場かどうかは大切にしたいと思っています。

「困ったときは、どなたに相談することが多いですか」と聞いてみるのもよいですね。

見学中の一場面だけで決めつけず、話を聞きながら確かめていきましょう。

休憩の取り方と人手が足りないとき・急な休みへの対応を聞く

休憩時間や休暇制度が書かれていても、実際にどう運用しているのかは気になりますよね。

聞き方に迷ったら、こんな質問をしてみてください。

  • 「休憩は、保育から離れてどのように取っていますか?」
  • 「職員がお休みの日は、どのように役割を分担していますか?」
  • 「子どもの体調不良などで急なお休みが必要なときは、どのように相談しますか?」

自分の家庭事情で確認したいことがあれば、働く前に伝えておくと、お互いに考えやすくなります。

制度の名前だけでなく、普段どのように支え合っているのかまで聞けるとよいですね。

求人票と面接・内定時に示された条件を照らし合わせる

見学や面接で印象がよかったら、最後に条件も落ち着いて確認しましょう。

入職を決める前に、労働条件通知書などで、給与・勤務時間・休日・雇用形態を確かめることが大切です。

求人票や面接で聞いた内容と違うところがあれば、入職前に理由を聞いておきましょう。

条件の確認については、厚生労働省「労働条件の明示」にも案内があります。

「確認ばかりして、印象が悪くならないかな」と遠慮してしまうかもしれません。

そんなときは、「安心して長く働きたいので、念のため確認させてください」と伝えてみてくださいね。

分からないことを残さずに、一つずつ確かめていきましょう。

保育士の正社員求人に関するよくある質問

保育士の正社員はきついですか?

体力を使う場面や、保育に加えて書類・行事の準備などを担う大変さはあります。

ただ、負担の感じ方は担当業務や勤務時間、職場の支え方によっても変わります。

「正社員だからきついかどうか」だけで考えるより、残業や休憩、役割分担、相談できる相手がいるかを確認してみましょう。

自分ひとりで抱え込まずに働けるかという視点も、求人選びに入れてくださいね。

保育士の正社員は何歳まで働けますか?

一律に「何歳まで」と決まっているわけではありません。

応募するときは募集条件を、働き続けることを考えるときは園や法人の定年・再雇用制度を確認しましょう。

募集・採用の年齢制限は原則として禁止されていますが、定年を上限とする募集など例外もあります。

詳しくは、ハローワークの年齢制限に関する案内を確認できます。

再雇用の制度がある場合は、再雇用後の雇用形態・勤務時間・給与も一緒に確認しておくと安心です。

年度途中でも正社員の求人に応募できますか?

はい、年度途中の入職に対応している正社員求人もあります。

実際に、年度途中の入職を受け付ける保育園の募集例も確認できます。

ただし、募集状況や希望する入職日は園によって違います。

「○月ごろから働きたい」と、先に伝えて相談してみてください。

今の職場で働いている方は、退職に関する手続きや引き継ぎの予定も考えながら、無理のない日程を組んでいきましょう。

まとめ|保育士の正社員求人は希望条件と職場の実態を確認して選ぼう

保育士の正社員求人を探すときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. 希望する地域と「正社員・正職員」で求人を探す
  2. 通勤時間や働ける時間帯など、譲れない条件で絞る
  3. 給与・休日・仕事内容・雇用条件を比べる
  4. 気になる職場は、見学や面接で確かめる

条件のよさに目が向くのは、自然なことですよね。

そこに「自分はここでどんな一日を過ごせそうかな」という視点も加えてみてください。

まずは、譲れない条件を3つほど書き出して、気になる求人を見比べるところからで大丈夫です。

にゃにたん

子どもたちに向き合う時間も、自分や家族との時間も大切にできる職場を、焦らず探していきましょうね。

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