「仕事が終わったあと、夕飯を作ってから保育園にお迎えに行ってもいいのかな?」
「お迎え後に夕飯を作ろうとすると、子どもがぐずって大変。でも、先生にどう思われるか気になる…」
毎日お仕事に家事に子育てに、本当に忙しいですよね。
お迎えに行く前に夕飯の準備ができたら、帰宅してから少しゆっくり過ごせるのに。そう思うこともあるのではないでしょうか。
結論からいうと、仕事が終わってから夕飯を作り、そのあと保育園にお迎えに行ってもよいかは、園や自治体のルールによって異なります。
保育園は、保護者が仕事などで家庭での保育が難しい時間に子どもを預かる施設です。そのため、仕事が終わったら速やかにお迎えに来るよう求める自治体もあります。
まずは、次の3つを確認してみてくださいね。
- 園や自治体のルールを確認する。 仕事が終わってから、夕飯の準備をするために帰宅してもよいか確認しましょう。
- 希望するお迎え時間を正直に相談する。 仕事が終わる時間と、希望するお迎え時間を伝えてみてください。
- 難しい場合は夕飯作りを工夫する。 前日の下ごしらえや作り置き、家族との分担などを取り入れましょう。
大切なのは、ルールを守りながら、家族みんなが無理なく過ごせる方法を見つけることです。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私自身も、子どもたちが小さかったころ、夕飯の準備中に子どもがお手伝いをしたがり、かえって時間がかかってしまった経験があります。
この記事では、夕飯を作ってから保育園にお迎えに行ってもよいのか、園のルールや保育士の視点を交えながら、具体的な確認方法と夕飯作りの工夫をお伝えします。
保育園は夕飯を作ってからお迎えでもいい?まず確認したい園のルール
仕事が終わったらお迎えを求める園や自治体もある
保育園は、保護者が仕事などで家庭で子どもを見ることが難しいときに利用する施設です。
そのため、仕事が終わったら、そのままお迎えに来るようお願いしている園や自治体があります。
たとえば、東京都清瀬市では、仕事帰りの買い物などは、お迎えを済ませてから行うよう案内されています。
夕飯作りについても、仕事が終わったあとに一度帰宅して家事をすることが認められるか、事前に確認が必要です。
「家に帰って夕飯を準備するくらいなら大丈夫かな?」
と思うこともありますよね。
でも、園によって利用の決まりがあるため、自己判断でお迎えを遅らせるのは避けたいところです。
夕飯を作ってから迎えに行きたい場合は、まず園に相談し、必要に応じて自治体にも確認しておきましょう。
保育標準時間内でも、自由に夕飯を作ってよいとは限らない
保育園には、保育を必要とする時間に応じた認定があります。
主な区分は次の2つです。
- 保育標準時間:1日最長11時間
- 保育短時間:1日最長8時間
ここで気をつけたいのは、標準時間の認定を受けているからといって、毎日自由に11時間預けられるわけではないということです。
実際の利用時間は、仕事や通勤、家庭の状況などを踏まえて、保育が必要な範囲で考えられています。
「18時まで預けられる認定だから、16時に仕事が終わっても18時まで夕飯を作っていていい」
とは限らないんですね。
また、園が定める通常の保育時間帯を超える場合には、延長保育の手続きや料金が必要になることもあります。延長保育についても、利用条件の確認が必要です。
制度の詳しい内容は、こども家庭庁の公式サイトで確認できます。
少し難しく感じるかもしれませんが、最初から全部覚える必要はありません。
通っている園で、どの時間まで、どのような理由で利用できるのかを確認しておくと安心ですね。
夕飯を作ってから保育園にお迎えに行きたくなる理由
お迎え後は子どもが「お腹すいた」とぐずり、夕飯が作れない
保育園にお迎えに行って、ようやく帰宅。
「さあ、夕飯を作ろう!」
と思ったところで、
「ママ、お腹すいた!」
「抱っこして!」
と言われてしまうこと、ありますよね。
帰宅後は、子どもの手洗いや着替え、保育園の荷物の片付けなど、やることがたくさんあります。
そのうえで夕飯を作ろうとすると、なかなか進まないんです。
実は私も、子どもが小さかったころ、夕飯のお手伝いをしたがったことがありました。
ピーマンの種取りをしてもらおうとしたのですが、食べる部分を捨ててしまったり、種をあちこちにまいてしまったり。
お手伝いをしてくれる気持ちはうれしいんですけどね。
結局、私の仕事が増えてしまいました。
当時の連絡帳にも、そんな様子を書いていたんですよ。
子どもが小さいうちは、夕飯を作るだけでも思うように進まないことがあります。
だからこそ、「お迎えに行く前に夕飯を作れたらいいのに」と考える気持ちも、よく分かります。
夕飯・お風呂・寝かしつけが重なって時間が足りない
保育園から帰ってきたあとの時間って、本当にあっという間ですよね。
夕飯を作って、食べさせて、お風呂に入れて、歯みがきをして、寝かしつける。
その間にも洗濯物や翌日の準備があります。
少し予定が遅れると、子どもの寝る時間まで遅くなってしまうこともあるでしょう。
「あと30分だけでも時間に余裕があれば…」
と思うのも無理はありません。
特にワンオペ育児や共働きの家庭では、限られた時間でいろいろなことを済ませなければなりませんよね。
夕飯を先に作りたいのは、楽をしたいからというよりも、毎日の生活を少しでもスムーズに回したいからなのかもしれません。
夕飯を先に作れたら、帰宅後は子どもとゆっくり過ごせる
もし園や自治体のルール上、夕飯の準備をしてからのお迎えが認められるのであれば、帰宅後の時間に余裕が生まれることもあります。
家に帰ったら、あとは夕飯を出すだけ。
「今日、保育園で何して遊んだの?」
と、子どもの話をゆっくり聞いてあげられるかもしれません。
子どもが甘えてきても、夕飯を急いで作らなくてよいので、気持ちに余裕ができることもありますよね。
ただし、夕飯を先に作ることだけが正解ではありません。
お迎えを先に済ませて、家族で役割を分担する方法もあります。
園のルールを守ることを前提に、帰宅後にどんな時間を過ごしたいのかも考えてみるといいですね。
夕飯を作ってから保育園へお迎えに行くと保育士に迷惑?
保育士にとってはお迎え予定と連絡先の共有が大切
「夕飯を作ってから迎えに行ったら、先生に嫌な顔をされるかな?」
そんなことが気になってしまうママもいますよね。
保育士の立場からお話しすると、お迎えの予定が分かっていることは大切です。
夕方の保育園では、子どもによって帰る時間が違います。
先生は子どもたちの様子を見ながら、帰り支度を手伝ったり、その日の出来事を保護者に伝えたりしています。
また、予定の人数や時間帯をもとに、保育の体制を整えている園もあります。
ですから、お迎えが予定より遅くなる場合には、園のルールに従って連絡してほしいんです。
ただ、連絡をすれば、どんな理由でもお迎えを遅らせてよいということではありません。
まずは利用できる時間や理由について確認し、そのうえで予定を共有することが大切ですね。
夕方の保育園では、お迎えを楽しみに待つ子どももいる
夕方になると、ママやパパのお迎えを楽しみにしている子どももいます。
「ママ、まだかな?」
と先生に聞く子もいるでしょう。
一方で、先生やお友達と楽しく遊びながら過ごしている子どももいます。
子どもの様子は年齢や性格、その日の体調によっても違います。
だから、お迎えが少し遅いからといって、それだけで子どもがかわいそうだと決めつけることはできません。
でも、お迎えを心待ちにしている子どもの気持ちも、大切にしたいですよね。
毎日の様子を見ながら、わが子に合った生活のリズムを考えていけるといいと思います。
保護者の大変さと子どもの気持ち、どちらも大切にしたい
保育士としては、子どもが安心して過ごせることを大切にしたいと思っています。
同時に、保護者の方が毎日どれほど忙しいかも、よく分かります。
仕事が終わってからお迎えに行き、夕飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつける。
これだけでも本当に大変ですよね。
だから私は、「夕飯くらい、子どもを迎えてから作ればいいのに」と簡単には言えないと思っています。
ただ、保育園を利用するためのルールは守る必要があります。
園で認められていない方法でお迎えを遅らせるのではなく、まずは事情を相談してみましょう。
そして難しい場合は、別の方法で夕方の負担を減らしていく。
保護者が無理を重ねず、子どもも安心して過ごせる方法を一緒に考えていくことが大切だと思うんです。
夕飯を作ってから保育園にお迎えしたいときの相談方法
「一度、園に相談してみようかな」
と思っても、何と聞いたらよいのか迷ってしまうことがありますよね。
ここでは、確認するときの流れと、実際に使える伝え方をご紹介します。


まずは園のしおりと自治体の決まりを確認する
最初に、入園時にもらった園のしおりや利用案内を確認してみましょう。
「保育時間」「送迎時間」「お迎えについて」などの項目に、決まりが書かれていることがあります。
特に確認したいのは、仕事が終わってからのお迎えについてです。
園のしおりだけでは分からない場合は、先生や園長先生に聞いてみてください。
園によっては、自治体の利用ルールに沿って対応しているため、最終的に市区町村の保育担当課へ確認する必要がある場合もあります。
「こういうことを聞いたら、非常識だと思われないかな?」
と心配になるかもしれませんが、分からないことを確認するのは大切です。
ルールを知らないまま自己判断するよりも、一度相談しておくほうが安心ですよね。
仕事の終了時間と希望するお迎え時間を正直に伝える
園に相談するときは、仕事が何時に終わるのか、なぜその時間のお迎えを希望しているのかを具体的に伝えてみましょう。
たとえば、仕事が16時半に終わり、夕飯の準備を済ませて17時半ごろに迎えに行きたい場合です。
「仕事が16時半に終わるのですが、一度帰宅して夕飯を準備し、17時半ごろにお迎えに行くことは可能でしょうか?」
と聞いてみてください。
そのときに大切なのは、仕事の終了時間を実際より遅く伝えたり、夕飯を作ることを隠したりしないことです。
もし認められない場合は、そのルールに従ってお迎えに行きましょう。
そして、帰宅後の夕飯作りを少しでも楽にする方法を考えてみてくださいね。
保育士に相談するときの連絡帳・口頭での例文
先生にどう聞けばいいか迷っている方は、次の例文を参考にしてみてください。
連絡帳やアプリで相談する場合
いつもお世話になっています。仕事が終わったあと、一度帰宅して夕飯の準備をしてからお迎えに行くことは、園のルール上可能でしょうか。お迎えの時間について確認したく、ご相談しました。難しい場合は、仕事後そのままお迎えに伺います。よろしくお願いします。
先生に直接相談する場合
先生、少しお聞きしたいのですが、仕事が終わったあとに一度帰宅して夕飯の準備をしてから迎えに来ることはできますか?園の決まりを確認しておきたくて。
もしその場ですぐに答えが分からなければ、園内で確認してもらうか、自治体の窓口を案内してもらいましょう。
また、実際のお迎え時間が決まったら、園で指定されている方法で伝えてくださいね。
「こんなこと、先生に聞きにくいな…」と感じる方もいると思います。
私もココナラで子育て・育児の電話相談をお受けしていますので、園への伝え方や、保育園生活でのちょっとしたモヤモヤを誰かに聞いてほしいときには、気軽にお話ししてもらえたらうれしいです。
ただし、実際に利用が認められるかどうかは、通っている園や自治体に確認してくださいね。
夕飯を作ってからお迎えに行けない日の負担を減らす方法
園のルールで、仕事が終わったらすぐにお迎えが必要な場合もありますよね。
そんなときは、帰宅後の夕飯作りが少し楽になる方法を考えてみましょう。
毎日すべてを手作りしなくても大丈夫です。
前日の夜や朝に夕飯の下ごしらえを済ませておく
帰宅してから一から夕飯を作ろうとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
そんなときは、前日の夜や朝に、できるところだけ準備しておく方法があります。
たとえば、野菜を切っておく、お肉に下味をつけておく、翌日の献立を決めておく。
全部を準備する必要はありません。
「帰ってから何を作ろうかな?」と考える時間を減らせるだけでも、気持ちが楽になることがあります。
ただし、下ごしらえした食材は適切に冷蔵・冷凍保存し、食中毒にも気をつけてくださいね。
忙しい平日は、できそうなことを少しだけ前倒しするくらいでいいと思います。
作り置きや冷凍食品を使い、帰宅後は温めるだけにする
仕事が終わって子どもを迎えに行き、帰宅してから毎日何品も作るのは大変ですよね。
そんな日は、作り置きや冷凍食品、お惣菜などを上手に使ってみましょう。
たとえば、ご飯は炊飯器で用意しておき、おかずは温めるだけにする。
具だくさんの汁物を作っておき、あとはご飯と簡単なおかずを組み合わせる。
こんな方法もあります。
子どもの年齢や食べられるものに合わせて、無理なく取り入れてみてください。
なお、作り置きの料理は長時間室温に放置せず、冷蔵・冷凍保存して、食べるときには必要に応じて十分に再加熱しましょう。
毎日手作りの夕飯を何品も並べることだけが、子どものためになるわけではありません。
忙しい日の負担を少し減らすことも、大切にしていいと思います。
夫婦でお迎えと夕飯作り・子どもの相手を分担する
家族で役割を分担できるなら、それも夕方の負担を減らす方法の一つです。
実は、私の昔の連絡帳に、こんな経験が残っていました。
当時、お迎えのときにパパとも合流して、家族で帰宅していた時期があったんです。
帰宅してから夕飯ができるまで、子どもがパパと遊べる時間がありました。
私は、その時間が子どもにとってよかったのかもしれないと、連絡帳に書いていました。
お迎えの前に夕飯を作っていたという経験ではありませんが、お迎え後でも家族で役割を分ければ、夕方の過ごし方を工夫できると感じた出来事です。
たとえば、ママが夕飯を作る間はパパが子どもの相手をする。
反対に、パパが料理をして、ママが子どもと過ごす日があってもいいですよね。
家族の勤務時間などによって、できることは違います。
でも、夕飯の準備も子どものお世話も、一人だけが全部引き受けなくてもいいんです。
疲れた日は品数を減らし、毎日手作りにこだわらない
「今日はもう、夕飯を作る元気がない…」
そんな日もありますよね。
お迎えのあとに子どもの相手をして、お風呂に入れて、寝かしつける。
それだけでも、毎日たくさんのことをしています。
だから、夕飯の品数が少ない日があっても、必要以上に落ち込まなくて大丈夫。
子どもの年齢や食事の状況に合わせて、冷凍のおかずや市販品を取り入れてもいいと思います。
毎日無理をして、夕飯作りのたびにイライラしてしまうなら、少し負担を減らしてみませんか。
そして、夕飯作りだけでなく、家事や育児そのものに疲れているときは、休むための時間をつくることも考えてみてくださいね。


まとめ|保育園は夕飯を作ってからお迎えでもいいか、園と相談しよう
保育園は夕飯を作ってからお迎えに行ってもいいのか。
この疑問には、全国共通で「必ず大丈夫」と答えることはできません。
園や自治体によって利用のルールがあり、仕事が終わったら速やかにお迎えに行くよう求められる場合もあります。
まずは、通っている園に確認してみてくださいね。
そして、夕飯の準備をしてからのお迎えが認められない場合は、前日の下ごしらえや作り置き、家族との分担などを取り入れてみましょう。
仕事をして、子どもを迎えに行って、夕飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつける。
毎日、本当にたくさんのことをしていますよね。
だからこそ、園のルールを大切にしながら、家族みんなが無理なく暮らせる方法を見つけていけたらいいなと思っています。
夕飯作りも、子どもとの時間も、一人で完璧に頑張ろうとしなくても大丈夫です。
今日も一日、お仕事に子育てに、本当におつかれさまです。

