「さっき片付けたばかりなのに、もう部屋がおもちゃだらけ…」
「子育て中だから仕方ないと思っていても、部屋が汚いとイライラしちゃう」
毎日こんなふうに感じることはありませんか。
子どもが遊ぶのはうれしいけれど、片付けても片付けても散らかってしまう。
気づけば、子どもに「ちゃんと片付けて!」と何度も言ってしまうこともありますよね。
子育て中、部屋が汚くてイライラするときは、全部をきれいにしようとせず、片付ける場所と時間を少し減らしてみてください。
まずは、次の3つから始めてみましょう。
- 床の危ない物を先に片付ける。 小さなおもちゃや踏むと危ない物など、安全に関わる場所を優先します。
- テーブルの上など、一か所だけきれいにする。 部屋全体ではなく、目に入る場所を一つ整えてみましょう。
- おもちゃを戻す場所と時間を決める。 箱にまとめたり、寝る前に5分だけ片付けたりする方法もあります。
それ以外の場所は、今すぐ全部片付けなくても大丈夫。
子どもがいる毎日の中で、いつもきれいな部屋を保つのは大変なことです。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
実は私も、子どもたちが小さかったころ、次々におもちゃを出されて片付けが大変だった経験があります。
当時の保育園の連絡帳にも、そのときの様子を書いていたんですよ。
今回は、そんな私自身の経験も交えながら、子育て中に部屋が汚くなってしまう理由や、イライラを減らすための片付け方をお伝えします。
無理なくできそうなことから、一緒に考えてみましょうね。
子育て中、部屋が汚いとイライラ…片付かないのは私だけ?
片付けてもすぐ散らかる毎日に疲れてしまう
朝、子どもが起きる前にリビングを片付けたのに、お昼にはもうおもちゃがいっぱい。
積み木や絵本、ぬいぐるみがあちこちに広がっている。
「まだ片付けたばかりなのに…」
そんなふうに、ため息が出ちゃうこともありますよね。
子どもは一つのおもちゃで遊んでいても、別のおもちゃが気になれば、そちらも出して遊び始めることがあります。
楽しそうに遊んでいる姿を見るとうれしい反面、片付けることを考えると気が重くなることもあると思います。
特に小さな子どもがいると、遊ぶたびに自分で元の場所へ戻すのは難しいこともあります。
結局、ママやパパが片付けることになってしまうんですよね。
子どもの遊びと片付けを、一日の中で何度も繰り返すこと自体が負担になっているのかもしれません。
毎回きれいに戻そうとせず、片付けるタイミングを少し減らしてみるのも一つの方法です。
部屋が片付かないからといって母親失格ではない
「ほかの家は、もっときれいにしているのかな」
「子どもがいるとはいえ、こんなに散らかっているのは私だけ?」
そんなふうに、自分を責めてしまうことはありませんか。
SNSなどで、きれいに片付いたお部屋を見ることもありますよね。
でも、その家庭も一日中ずっと同じ状態とは限りません。
子どもが遊んだあとには、おもちゃが広がることもあるでしょう。
それに、家族の人数や子どもの年齢、家事や仕事に使える時間も、それぞれ違います。
部屋が片付いていないというだけで、母親としての良し悪しが決まるわけではありません。
もちろん、子どもが安全に過ごせるようにすることや、必要な掃除は大切です。
でも、それと「いつも完璧に片付いた部屋にすること」は別なんです。
今の生活の中で、無理なく整えられる方法を見つけていけるといいですね。
子育て中に部屋が汚くなるとイライラする3つの理由
おもちゃや子どもの物が増え、片付けてもすぐ散らかる
子どもが大きくなるにつれて、おもちゃや絵本、工作したものなど、家の中の物が増えていきますよね。
誕生日やクリスマスに新しいおもちゃをもらうこともあります。
まだ遊んでいる物もあるし、思い出のある物は簡単に手放せない。
そうしているうちに、収納する場所が足りなくなってしまうこともあります。
物が多いと、片付けるだけでも時間がかかります。
せっかく片付けても、遊び始めればまた元どおり。
そんな状態が続くと、「どうして私ばかり片付けているんだろう」と感じてしまうこともありますよね。
片付け方を考えるときは、収納を増やす前に、今どんなおもちゃをよく使っているのか見直してみるのもよいと思います。
家事や育児で何度も中断され、片付ける時間が足りない
洗濯物をたたんでいたら、子どもに呼ばれる。
おもちゃを片付け始めたら、今度はおむつ替え。
やっと掃除を始められたと思ったら、もう食事の準備をする時間。
子育て中って、自分が決めた順番どおりに家事を進めるのが難しいんですよね。
片付けたい気持ちはあるのに、時間がない。
そんな日が続くと、部屋が散らかっていること自体がストレスになってしまいます。
私も子育てをしながら、食事や掃除、買い物、仕事など、毎日いろいろなことに追われてきました。
子どもの相手をしたいと思っていても、家事が重なると余裕がなくなってしまうこともあるんです。
だからこそ、片付ける時間が取れない日は、全部を終わらせようとしなくてもいいと思います。
散らかった物を見るたびに、やることが増えた気持ちになる
リビングに入るたびに、床のおもちゃが目に入る。
テーブルには折り紙やクレヨン。
ソファには洗濯物。
そんな様子を見ると、まだ何も片付け始めていないのに、気持ちが疲れてしまうこともありますよね。
「あれもしなくちゃ」
「これも片付けないと」
部屋を見ているだけで、次々にやることを思い出してしまうんです。
特に、一人で片付けを引き受けていると、散らかった物が全部自分の仕事に見えてしまうこともあると思います。
そんなときは、部屋全体を見渡して「全部片付けなきゃ」と考えるよりも、一か所だけ決めてみましょう。
「今日はテーブルの上だけにしよう」
それくらいの小さな目標からでいいんですよ。
子育て中、部屋が汚くてイライラするのはこんなとき
リビングが子どものおもちゃでいっぱいになったとき
ここで、私が子どもたちの保育園の連絡帳に書いていたことを、少し紹介させてくださいね。
子どもが小さかったころ、おもちゃが増え、次から次へと遊び始めていた時期がありました。
当時の連絡帳には、こんなことを書いていました。
次から次へとおもちゃを出して、おかたづけが大変なことになっています。
今、読み返してみると、当時の慌ただしさを思い出します。
一つ出して遊んだと思ったら、また次のおもちゃ。
おままごとをしたり、ほかの遊びを始めたりと、子どもは楽しそうなんですけどね。
親はそのあとに残るおもちゃのことまで考えてしまうんですよね。
おもちゃが増える時期には、全部を一度に出さなくても遊べるように、置き場所や出す量を工夫することも考えたいところです。
「片付けて!」と言っても子どもが動いてくれないとき
「そろそろ片付けようね」
そう声をかけても、子どもがなかなか動いてくれないことがありますよね。
遊びに夢中になっていたり、ほかのことが気になったり。
親としては、早く次のことを始めたいのに、なかなか進まないんです。
実は、私の連絡帳にも、子どもが片付けをなかなかしなかったことが書かれていました。
ほかの家族が片付けようとすると嫌がるのに、自分ではなかなか片付けようとしない。
一方で、私が掃除をしていると「自分もやりたい!」と参加したがって、かえって時間がかかることもありました。
思わず「どっちなんだろう…」と思っちゃいますよね。
でも、別の日の連絡帳には、子どもが片付けを頑張っていたことも書いていました。
子どもって、大人が思うようには動いてくれません。
だからこそ、片付けなかったことだけを見るのではなく、少しでもできたときに気づいてあげたいなと思います。
夫や家族に「部屋が汚い」と言われて疲れてしまうとき
一日中、家事や育児に追われていたのに、帰ってきた家族から、
「部屋、まだ片付いてないの?」
なんて言われたら、悲しくなってしまいますよね。
「片付けたいのは私も同じなのに…」
そんな気持ちになることもあると思います。
部屋が散らかっていることよりも、大変さを分かってもらえないことがつらい場合もあるんですよね。
もし家族から片付けを求められたら、今どんなことに時間がかかっているのか、具体的に伝えてみましょう。
そして、できれば片付けも家族で分担していけるといいですね。
家族みんなが使う部屋だからこそ、片付けることも一人だけの役割ではありません。
子育て中、部屋が汚いときにイライラを減らす4つの片付け方
子育て中の片付けは、毎日家中をきれいにすることを目指すよりも、負担を減らせる方法を考えてみましょう。
まずは、次の4つの方法からできそうなことを選んでみてくださいね。


まずは床の危険な物とテーブルだけを優先して片付ける
部屋全体を一度に片付けようとすると、それだけで大変ですよね。
そんなときは、最初に片付ける場所を決めてみてください。
私がおすすめしたいのは、子どもの安全に関わる床の物と、普段よく使うテーブルです。
床に小さなおもちゃや踏むと危ない物が落ちている場合は、先に片付けておきましょう。
特に小さな子どもがいる家庭では、口に入れてしまうような物にも気をつけたいですね。
そのあと、時間に余裕があればテーブルの上を少し片付ける。
それだけでも、使いやすくなると思います。
リビング全体をきれいにしようとせず、まずは安全で過ごしやすい場所を一つつくる。
そんな片付け方から始めてみませんか。
おもちゃは子どもが戻しやすい箱や置き場所を決める
おもちゃを片付けるとき、収納場所が複雑だと、子どもには難しいことがあります。
大人でも、何をどこにしまうのか分からなければ困ってしまいますよね。
小さな子どもなら、まずはおもちゃを戻す場所を分かりやすくしてみましょう。
たとえば、ぬいぐるみはこの箱、ブロックはこの箱、と大まかに分ける方法です。
箱におもちゃの写真やイラストを貼っておくのもよいですね。
戻す場所が分かれば、子どもも片付けやすくなることがあります。
最初から一人で全部片付けることを求めず、
「このぬいぐるみ、おうちに戻してあげようか」
と、一緒にやってみてもいいと思います。
遊びの続きのように片付けられると、親子とも少し気が楽になるかもしれませんね。
寝る前の5分など、片付ける時間を決める
子どもが遊ぶたびに片付けていると、何度も同じことを繰り返すことになりますよね。
そんなときは、片付ける時間を決めてみるのも一つの方法です。
たとえば、夕食の前や寝る前に5分だけ。
「今から5分、おもちゃをおうちに戻そうね」
と声をかけて、一緒に片付けてみましょう。
もちろん、子どもの年齢やその日の様子によって、うまくいかない日もあります。
時間が足りなければ、全部片付けなくてもいいんです。
ただし、転びそうな物や口に入れると危ない物などは、その都度安全な場所に片付けておきましょう。
遊び終わったら毎回完璧に元どおりにするのではなく、生活の中で無理なく続けられる時間を見つけていけるといいですね。
おもちゃの量を見直し、全部を一度に出さない工夫をする
おもちゃが増えてくると、収納する場所も足りなくなってしまいますよね。
そんなときは、今よく遊んでいる物と、しばらく使っていない物を分けてみるのもよいと思います。
よく使うおもちゃは、子どもが取り出しやすい場所に置く。
あまり遊んでいない物は、別の場所にしまっておく。
そして、ときどき入れ替えてみるのも一つの方法です。
ただし、子どもの大切なおもちゃを、勝手に捨てたり隠したりすることは避けたいですね。
小さい子どもでも、自分なりに大切にしている物があります。
年齢に合わせて、「これはまだ遊ぶかな?」と一緒に考えてみましょう。
片付けを楽にするために、必ずしも新しい収納用品を買う必要はありません。
まずは今ある箱や収納場所を使って、少しずつ整えていけるといいですね。
子どもや家族が片付けずイライラするときの伝え方
「片付けなさい」より、何をどこに戻すか具体的に伝える
子どもに、
「早く片付けなさい!」
と言っても、なかなか動いてくれないことがありますよね。
でも、子どもによっては、何から始めればいいのか分かっていない場合もあります。
そんなときは、やることを一つずつ伝えてみましょう。
たとえば、
「赤いブロックを、この箱に入れようか」
「絵本を本棚に戻してくれる?」
と、具体的にお願いしてみる。
そのほうが、子どもにも伝わりやすいことがあります。
そして、片付けられたときには、
「ありがとう。助かったよ」
と伝えてあげたいですね。
片付けをすることが、叱られる時間ばかりにならないようにしたいなと思います。
子どもの年齢に合わせて、一緒に片付けることから始める
小さな子どもに、いきなり全部のおもちゃを片付けてもらうのは難しいこともあります。
まずは大人が一緒にやってみましょう。
「ママは絵本を戻すね。こっちのぬいぐるみをお願いできる?」
そんなふうに役割を分けてみてもいいと思います。
まだ自分で片付けるのが難しい年齢なら、おもちゃを一つ箱に入れるだけでもいいんです。
大切なのは、無理に全部を片付けさせることよりも、少しずつ片付ける経験を重ねていくこと。
私自身も、子どもがなかなか片付けてくれず、困ったことがありました。
だからこそ、片付けられなかったことだけでなく、できたことにも目を向けてあげたいと思っています。
昨日はできなくても、今日は少しできるかもしれません。
焦らず見守っていきたいですね。
夫や家族にも場所と役割を決めてお願いする
子どものおもちゃの片付けも、家事も、全部自分一人でやっている。
そんな状態では、疲れてしまいますよね。
家族にお願いするときは、「片付けてほしい」と伝えるだけでなく、具体的に頼んでみましょう。
たとえば、
「夕食のあと、リビングのおもちゃを子どもと一緒に片付けてくれる?」
「私は食器を洗うから、テーブルの上をお願いできる?」
というような伝え方です。
何をお願いしたいのかが分かると、家族も動きやすくなることがあります。
片付けが苦手な家族もいるかもしれませんが、みんなで使っている場所なら、みんなで整えていけるといいですよね。
一人で頑張り続けるよりも、できることを分担していきましょう。
家事や子育てで疲れて、一人で休む時間がほしいときには、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


部屋が汚いままでも大丈夫?子どもの安全と親の気持ちを優先しよう
散らかったおもちゃと危険・不衛生な状態は分けて考える
子育て中は、どうしても部屋が散らかることがあります。
でも、散らかっていることと、子どもにとって危険な状態になっていることは分けて考えたいですね。
たとえば、おもちゃが遊ぶ場所に広がっているだけなら、遊び終わるまでそのままにしておくこともできます。
一方で、次のような物は早めに片付けておきたいところです。
- 小さな子どもが口に入れるおそれのあるおもちゃや部品
- 踏むと転びそうな物や、とがった物
- 食べこぼしや飲みこぼしなど、衛生面で気になる物
- 子どもが触れると危ない薬や洗剤など
特に小さなおもちゃの部品については、誤って口に入れてしまう事故にも注意が必要です。
消費者庁「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」でも、子どもの手が届く場所に小さな物を置かないよう案内されています。
全部をきれいにすることより、まずは子どもが安全に過ごせることを大切にしましょう。
イライラして子どもを怒ってしまったら、落ち着いて伝え直す
部屋が散らかっているのを見ると、つい子どもに強く言ってしまうこともありますよね。
「なんで片付けないの!」
そう言ったあとで、子どもの悲しそうな顔を見て後悔してしまう。
そんなときは、少し落ち着いてから話してみてください。
「さっきは大きな声で言ってごめんね」
「ここにおもちゃがあると危ないから、一緒に片付けようか」
と、伝え直すこともできます。
もちろん、何度も同じことが続くと、気持ちを落ち着かせるのが難しい日もあると思います。
そんなときは、片付け方だけでなく、自分が疲れすぎていないかも気にかけてみてくださいね。
私も、子どもの話を聞く余裕がなくなった経験があります。
だからこそ、自分のしんどさを人に話したり、少し休む時間をつくったりすることも大切だと思っています。
そのときの経験は、こちらの記事でも紹介しています。


部屋をきれいにすることも大切ですが、親子が安心して過ごせることも大切にしたいですね。
まとめ|子育て中、部屋が汚いとイライラするときは「全部片付ける」を手放そう
子育て中、部屋が汚いとイライラしてしまうことはありますよね。
片付けてもすぐに散らかってしまうと、「どうして私ばかり…」と疲れてしまうこともあると思います。
でも、毎日すべての部屋をきれいにしておく必要はありません。
まずは床の危険な物を片付ける。
時間があれば、テーブルの上を少し整える。
子どもには分かりやすく声をかけて、一緒に片付けてみる。
そして、家族にもできることをお願いする。
そんな小さな工夫から始めてみてくださいね。
私も、子どもたちが小さかったころ、次々におもちゃを出されて片付けが大変だった経験があります。
だからこそ、毎日片付けに追われているママの気持ちも大切にしたいと思っています。
子どもの安全を守りながら、無理なく暮らせる部屋をつくっていけたら、それでいいんです。
全部を一人で頑張らなくても大丈夫。
今日も家事に育児に、おつかれさまです。
