「子育て支援センターに行ったのに、むかつく気持ちのまま帰ってきちゃった…」
職員の言葉が引っかかったり、ほかのママに気を遣いすぎたり。
気分転換のつもりだったのに、かえって疲れてしまうと、もう行きたくなくなりますよね。
嫌な思いをしてまで、その場所に通い続けなくても大丈夫です。
その日は帰る、少し利用を休む、時間帯や施設を変えることも選べます。
対応を変えてほしいときは、こんなふうに考えてみてくださいね。
- 職員の言葉がつらかったら、どの言葉に困ったかを短く伝える
- ほかの保護者との関わりが負担なら、会話を無理に広げない
- 子ども同士のトラブルは、職員にその場で助けを求める
- 本人に言いにくいことは、責任者や施設の相談窓口に伝える
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私は、保育園やこども園のほか、子育てひろば(支援センター)や一時保育の現場も経験してきました。
支援に関わってきた立場として、ママにも「ここなら少しほっとできる」と感じてほしいと思っています。
今回は、嫌な思いをしたときの対処法と相談先を、一緒に整理していきましょう。
「まずは誰かに聞いてほしいな」というときは、にゃにたんの子育て・育児電話相談でもお話をお聴きしています。
子育て支援センターでむかつく…嫌な思いをしたら無理に通わなくていい
支援センターは、親子の交流や子育ての相談などができる場所です。
愛知県の地域子育て支援拠点の案内でも、子育ての不安を和らげることが目的として紹介されています。
子どもを遊ばせるだけでなく、ママが少しほっとできることも大切なんですよね。
「私の心が狭いのかな」と自分を責めなくて大丈夫
「ほかのママは楽しそうなのに、どうして私はこんなに嫌なんだろう」
そんなふうに、自分だけがうまく過ごせていないように感じてしまうこともありますよね。
でも、嫌だった気持ちを、すぐに「気にしすぎ」で片づけなくていいんです。
言い方がつらかったのか、困っているときに声をかけられなかったのか。
まずは、自分が何に引っかかったのかを確かめてみましょう。
その場で笑って受け流したからといって、平気だったことにはなりません。
帰ってからモヤモヤしてきても、自分を責めなくて大丈夫ですよ。
子どものためと思っても、つらい日は帰っていい
子どもが楽しそうだと、帰りたいと思っても我慢しちゃうんですよね。
けれど、ママがつらくなった日は、長く滞在しなくても大丈夫です。
「今日はそろそろ帰りますね」と、切り上げてもいいんですよ。
子どもには「あと一回遊んだら帰ろうね」など、その子に合わせた声かけを。
その日に、今後も通うかどうかまで決める必要はありません。
まずは落ち着ける場所に戻って、少し気持ちを休めてくださいね。
子育て支援センターでむかつくのはなぜ?嫌な思いにつながる場面
「むかつく」の中には、腹が立つ気持ちだけでなく、悲しさや寂しさが混ざっていることもあります。
ここでは、嫌な思いにつながりやすい場面を挙げてみますね。
以下の場面や会話は、状況をイメージするための一般例です。
職員の言い方やアドバイスに、責められたように感じる
子育ての悩みを話したときに、「もっとこうしたら?」と次々に助言をされる。
「そんなこと、もう試しているんだけどな」と、言葉が出なくなることもありますよね。
話を聞いてほしかったのに、今の育児を否定されたように感じると、相談するのも怖くなってしまいます。
子どもの様子をほかの子と比べるような言い方や、人前での強い注意も、心に残るものです。
安全のために必要な注意だったとしても、伝え方について相談していいんですよ。
常連の親子への対応と違い、ひいきのように感じる
ほかの親子とは楽しそうに話しているのに、自分には声がかからない。
勇気を出して行った日にそんな場面が続くと、居場所がないように感じてしまいますよね。
その場面だけで、職員の意図までは分からないこともあります。
それでも、説明がなくて困ったり、相談したいのに声をかけにくかったりしたことは、伝えてよい内容です。
無理に常連になろうと頑張るよりも、「初めてで、どう過ごしたらよいか分からなくて」と聞いてみる方法もありますよ。
ママ同士の輪に馴染めず、気を遣って疲れる
すでに仲のよいグループがあると、近くに座るだけでも緊張しちゃうことがあります。
話題についていこうとしたり、沈黙が気になって質問を続けたり。
帰ってから「あんなこと言わなければよかったかな」と振り返ってしまうと、どっと疲れますよね。
その場でママ友をつくれなくても、支援センターの利用に失敗したわけではありません。
子どもと遊んで帰る日があってもいいんです。
ほかの親子とのトラブルで、助けてもらえず困る
おもちゃの取り合いや、遊ぶ場所での行き違い。
子ども同士にはいろいろなことが起こりますが、相手の保護者にどう声をかけるか迷いますよね。
困っていることに誰も気づいてくれないと、「私だけで何とかしなきゃいけないのかな」と感じてしまいます。
危ない場面では、まず子どもを近くに呼ぶなどして安全を確かめましょう。
そのうえで、近くの職員に一緒に見てもらうことを頼んで大丈夫です。
求めていた相談や手助けと、実際の対応がかみ合わない
具体的な方法を知りたかったのに、話を聞いてもらうだけで終わってしまう。
反対に、ただ気持ちを聞いてほしかったのに、助言が続いてしまう。
そんなすれ違いも、がっかりした気持ちにつながります。
施設によって、相談の受け方や利用できるサービスは異なります。
また、親子で過ごす「ひろば」の利用と、子どもを預ける「一時預かり」は別のサービスです。
「今、何を手伝ってもらえると助かるか」を話してみると、利用できる支援を確認しやすくなります。
ただ、うまく伝わらなかったときに、ママの説明が足りないせいだと思わなくていいんですよ。
子育て支援センターでむかつくときの対処法|相手や場面に合わせて対応する
同じ「嫌だった」でも、職員の言葉が気になるのか、人付き合いで疲れたのかで、できることは少し変わります。
全部を試す必要はありません。
今の自分にできそうなものを、一つ選ぶくらいで大丈夫ですよ。


言われてつらかったことは、短い言葉で伝えてもいい
その場で言葉が出てこなかったら、あとから伝えても構いません。
相手の性格を決めつけるより、「どの言葉に困ったか」「どうしてほしいか」を伝えると、話したいことを絞れます。
例えば、こんな伝え方です。
| 困った場面 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 人前で育児のことを言われてつらかった | 「そのお話は、ほかの方がいないところで聞かせてもらえますか」 |
| 助言が続いて、気持ちを話せなかった | 「今日はまず、困っている気持ちを少し聞いてもらえるとうれしいです」 |
| 子どもへの言い方が強く感じられた | 「気をつけることを教えていただけますか。もう少し穏やかに声をかけてもらえると助かります」 |
すくコムの「支援センターで、子どもを注意する態度を改善してほしい…」でも、専門家がスタッフに要望を伝えてよいと説明しています。
ただし、本人に言うのがつらい場合は、無理に話さなくて大丈夫です。
別の職員や責任者への相談でもいいんですよ。
ほかのママとの会話は無理に広げず、子どもと過ごす
感じよくしようと思うほど、苦手な会話から抜けにくくなることがありますよね。
そんなときは、短くあいさつをして、子どもの遊びに戻っても大丈夫です。
「うちは今日は、あちらで遊んできますね」
「そろそろ子どものところに戻りますね」
会話を終えるために、細かな理由まで説明しなくても構いません。
自分や家族のことで、話したくないことは話さなくていいんです。
挨拶だけの付き合い方や、会う機会の減らし方を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


子ども同士のトラブルは、その場で職員に助けを求める
相手の保護者に直接伝えるのが難しいときは、職員に状況を見てもらいましょう。
「おもちゃの取り合いになっていて、どう声をかけようか困っています」
「ぶつかりそうで心配なので、一緒に見てもらえますか」
誰が悪いかをすぐに決めるよりも、今起きていることと、手を貸してほしいことを伝えます。
危険を感じるときは、返事を待たずに子どもとその場を離れてくださいね。
職員が対応できるまで、別の場所で過ごすことも選べます。
時間帯を変える・短時間にする・別の施設を選ぶ
その場所のおもちゃや活動を子どもが気に入っているなら、利用の仕方を変えてみる方法もあります。
- 比較的ゆったり過ごせる時間帯を職員に聞く
- 好きな活動の時間だけ参加する
- 長居をせず、疲れる前に帰る
- 別の支援センターや親子の遊び場を試す
「せっかく来たから、もう少しいなきゃ」と思わなくていいんです。
親子ともに気持ちよく帰れるくらいの時間を探してみましょう。
もちろん、つらい対応が続く場所に、自分を合わせ続ける必要はありません。
少し休むことを選んでも大丈夫ですよ。
子育て支援センターで嫌な思いをしたら、苦情や相談はどこに伝える?
「こんなことを言ったら、面倒な親だと思われないかな」
利用する場所だからこそ、言いにくいんですよね。
それでも、安心して過ごすために、困った対応や改善してほしいことを伝えてよいのです。
いつ・何があったかと、どうしてほしいかを整理する
電話や対面で話す前に、短くメモをしておくと、伝えたいことを思い出しやすくなります。
| メモすること | 書き方の例 |
|---|---|
| いつ・どこで | ○月○日、午前のひろば利用中 |
| 何があったか | ほかの利用者がいる前で、育児について強い口調で言われた |
| どう困ったか | 人前だったので話しにくく、その後の利用も不安になった |
| どうしてほしいか | 個別に話せる場所で、落ち着いて説明してほしい |
覚えている言葉と、自分がどう感じたかは、分けて書くと伝わりやすくなります。
正確に思い出せない部分は、無理に埋めなくて大丈夫です。
立派な文章にまとめるよりも、「次からこうしてもらえると助かる」が伝わることを大切にしてくださいね。
本人に言いにくいときは、責任者や施設の相談窓口へ
相手に直接話すのが不安なら、別の職員や責任者に相談できます。
施設の案内やホームページに、意見・相談の窓口が載っていないか確認してみましょう。
「利用中のことで、責任者の方に個別に相談したいことがあります」
最初は、この一言からでも大丈夫です。
ほかの親子がいる場所で話しづらければ、電話や別の時間で話せるか聞いてみてください。
名前や相談内容をどの範囲で共有するか気になる場合も、先に確認して構いません。
施設の外に相談したいときは、運営元や自治体の窓口を確認する
施設内では相談しづらい、伝えても同じ対応が続く。
そんなときは、運営元や自治体の子育て支援担当窓口に、相談先を尋ねる方法があります。
施設名と相談したい内容を伝え、どこで受け付けてもらえるか確認しましょう。
担当窓口の名前や仕組みは、自治体・施設によって異なります。
例えば、弥富市の苦情解決制度では、子育て支援センターも対象です。
施設の受付担当者や責任者のほか、職員に直接言いづらい場合の第三者委員も案内されています。
お住まいの地域にも同じ仕組みがあるとは限らないので、その施設の案内で確かめてくださいね。
「まず本人に言わなければ相談できない」と、抱え込む必要はありません。
今の自分が話しやすい窓口を探して大丈夫です。
子育て支援センターに行かなくても大丈夫?親子に合う過ごし方
「もう行きたくない。でも、子どものためには行った方がいいのかな…」
そんな気持ちが残ることもありますよね。
けれど、親子で過ごせる場所は、一つではありません。
いったん利用を休んで、今の親子に合う過ごし方を探してみましょう。


ママ友づくりや毎日の利用を目標にしなくていい
支援センターで気の合う人に出会えたら、うれしいですよね。
でも、友だちができることや、毎日通うことを目標にしなくても大丈夫です。
「今日は子どもが好きなおもちゃで遊べた」
「少し外に出られたから、それでよし」
そんな日があってもいいんですよ。
利用する回数で、子育ての頑張りが決まるわけではありません。
誰かの通い方に合わせるよりも、親子の様子を見ながら選んでくださいね。
公園・図書館・家での遊びなど、落ち着ける場所を選ぶ
人との会話で疲れた日は、近くをゆっくり散歩する。
絵本が好きなら、図書館の児童コーナーや読み聞かせを利用する。
家で積み木をしたり、好きな歌を歌ったりして過ごす日もいいですね。
新しい場所を次々に探したり、毎日特別な遊びを用意したりしなくても大丈夫です。
「ここなら少し気楽に過ごせそう」を目安にしてみてください。
支援センターに行くことだけで、子どもの育ちが決まるわけではありません。
成長について気になることがあるときは、健診の機会に相談したり、地域の保健師に話したりしてみてくださいね。
遊び場と子育ての相談先は、別に考えてもいい
子どもはその場所が好きだけれど、自分の悩みは話しにくい。
そんな場合は、遊び場と相談先を分けて考えてもいいんです。
遊ぶ場所は近くの公園やひろばにして、悩みは別の支援センターや自治体の子育て相談窓口へ。
一か所で、すべてを満たそうとしなくても構いません。
子どもを見てもらって休む時間がほしいなら、一時預かりなどが利用できるか相談する方法もあります。
利用条件や予約方法は地域によって違うので、窓口で確認してみてくださいね。
気疲れだけでなく、育児そのものの疲れがたまっている方は、こちらの記事も読んでみてください。


まとめ|子育て支援センターでむかつくときは、親子が安心できる関わり方を選ぼう
子育て支援センターで嫌な思いをすると、「もう行きたくない」と感じるのも無理はありません。
その気持ちを、無理に飲み込まなくて大丈夫です。
- つらい日は帰る、少し利用を休む
- 困った場面に合わせて、伝え方や距離の取り方を選ぶ
- 本人に言いにくければ、責任者や相談窓口に話す
- 別の遊び場や相談先も選択肢にする
子どものためにと頑張っているママにも、ほっとできる場所があってほしいんです。
少し利用をお休みしてから、次に行くかどうか考えてもいいですよ。
身近な人には話しづらいときは、にゃにたんの子育て・育児電話相談でもお話をお聴きしています。
「こんなことでむかついちゃったんだけど…」
そんな言葉からで大丈夫です。
気持ちをきれいにまとめようとせず、今感じていることを聞かせてくださいね。

