「ファミサポを利用してみたけれど、何だか合わないかも…」
「これから頼みたいのに、後悔したという口コミを見ると不安になる」
子どもを預けることだからこそ、簡単には決められませんよね。
これから利用する方は、顔合わせで預かる場所・子どもへの接し方・料金を確認しましょう。
すでに困っている方は、気になった出来事と希望を整理して、まずセンターに相談してください。
相性が合わないときは、別の方を紹介できるか相談したり、利用をいったん休んだりする方法もあります。
不安が残ったまま、無理に預け続けなくて大丈夫ですよ。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
子育てひろばや一時保育にも関わってきた立場から、預け先を考えるときは、子どもの過ごし方とママの気持ちの両方を大切にしたいと思っています。
この記事では、ファミサポで後悔につながる場面と、利用前の確認、困ったときの伝え方をまとめました。
ファミサポで後悔するのはなぜ?困りごとと具体例
ファミサポは、地域の方に子どもの預かりや送迎をお願いできる、有償の助け合いの仕組みです。
支えになる一方で、お願いしたかったことと実際の援助がかみ合わず、戸惑うこともあります。
ここでは、困りごとを考えるための例を挙げてみますね。
すべての提供会員やセンターに当てはまるわけではありません。
提供会員や窓口とのやりとりで、気疲れしてしまった
子育てのやり方について、頼んでいない助言が続く。
相談したかったのに、うまく話を聞いてもらえなかったように感じる。
そんなことがあると、次にお願いするのもためらってしまいますよね。
「お世話になっているから」と、何でも合わせようとしていませんか。
助けていただく感謝の気持ちがあっても、話したくない家庭のことまで話す必要はありません。
子どもを預かってもらうために必要な情報は共有しつつ、気になる関わり方は相談していいんですよ。
預かる家の環境や送迎の安全面に、不安が残った
実際にお宅を見てから、「子どもがここで過ごして大丈夫かな」と気になることが出てくる場合もあります。
小さな物が手の届くところにある、階段への出入りが気になる。
送迎に使う乗り物や、子どもを引き渡す方法がよくわからない。
こうした不安は、遠慮せず確認したいことです。
「お宅のことを聞くのは失礼かな」と、言い出しにくいですよね。
そんなときは、センターの方に間に入ってもらっても構いません。
家の新しさや広さより、子どもの年齢に合った安全な過ごし方ができるかを見ていきましょう。
希望する日時に頼めず、予定が立てられなかった
「登録しておけば、必要な日にお願いできると思っていた」
ところが、引き受けられる方が見つからず、通院や仕事の予定を組み直すことになると困ってしまいます。
提供会員にも、それぞれの暮らしや予定があります。
登録と、実際に援助をお願いできる状態になることは同じではないんですね。
利用したい日が決まっているなら、早めに相談しましょう。
そのときは、「いつごろ利用できるか」だけでなく、「紹介が難しい場合は、いつわかるか」も聞いておくと、次の方法を考えやすくなります。
利用料やキャンセル料が、思っていたよりかかった
1時間の料金を見て、これくらいなら頼めそうと思った。
でも、交通費なども含めると、予定していた金額と違った。
そんな行き違いも、後悔につながることがあります。
子どもの急な発熱で取り消す場合も、キャンセル料の扱いは確認が必要です。
「この内容を、この時間お願いしたら、全部でいくらになりますか?」
具体的な予定で聞いておくと、あとから戸惑いにくくなりますよ。
ファミサポで後悔しないために、利用前に確認したいこと
顔合わせの日は、相手に失礼がないようにと気をつかって、聞きたかったことを忘れちゃうこともありますよね。
気になることは、スマホや紙にメモして持っていきましょう。
確認することは、相手を疑うためではなく、親子も提供会員も安心して過ごすためです。


提供会員がどんな人か、どこまでお願いできるかを確認する
ファミサポの提供会員は、必要な講習を受けて活動する地域の方です。
全員が保育士資格を持っているわけではありません。
ただ、資格の有無だけで、親子に合うかどうかが決まるわけでもないんですよね。
同じくらいの年齢の子を預かった経験や、お願いしたい援助に対応できるかを聞いてみましょう。
たとえば、「保育園のお迎えと、そのあと1時間の預かりをお願いしたい」と、必要なことを具体的に伝えます。
家事や病気のときの預かりまで、当然お願いできるとは考えずに確認してくださいね。
制度の基本は、女性労働協会「ファミサポのしくみ」にもまとめられています。
顔合わせで、子どもへの接し方や家庭の希望をすり合わせる
顔合わせでは、大人同士の話だけでなく、子どもへの声のかけ方や、嫌がったときの接し方も見てみましょう。
ママからも、次のようなことを伝えておくと、預かる方が子どもを理解する手がかりになります。
- 好きな遊びや、ほっとできる関わり方
- 食事・お昼寝・トイレなどで手伝ってほしいこと
- アレルギーや、預かるうえで配慮が必要なこと
- おやつ、外出、写真撮影などで確認してほしいこと
「泣いたらどうしてくださいますか?」と聞いても大丈夫です。
最初から長く預けることが不安なら、短時間の利用や保護者同席での慣らしができるかも相談してみてください。
対応できるかどうかや料金は、センターに確認しましょう。
その場で遠慮して決めず、気になる点を確かめてからお願いしていいんですよ。
預かる家の衛生・安全と、送迎方法を確認する
提供会員のお宅で預かってもらう場合は、子どもが過ごす場所を確認できるか相談してみましょう。
小さな物や薬が手の届く場所にないか。
階段や窓の周りで、どのように安全を確保しているか。
ペットがいる場合は、子どもとの関わらせ方も聞いておくと安心です。
送迎をお願いするときは、乗り物や経路だけでなく、誰から誰へ子どもを引き渡すかも確認します。
車を使うなら、子どもに合うチャイルドシートなどをどう用意するか、センターのルールも含めて話しておきたいですね。
保育園のお迎えなら、園への事前連絡や、迎えに来た人の確認方法も忘れずに。
利用までにかかる日数と、料金・キャンセル料を確認する
日程やお金の話は、最初に聞きづらく感じるかもしれません。
でも、あとから困らないために、大切な確認なんです。
聞いておきたいのは、次のようなことです。
- 顔合わせや、実際の利用までにどれくらいかかるか
- 希望の曜日・時間に、継続してお願いできそうか
- 料金の計算単位と、交通費などの追加費用
- 顔合わせや慣らしの時間にも料金がかかるか
- 予定変更やキャンセルの連絡先・期限・料金
「子どもの体調不良で当日キャンセルした場合はどうなりますか?」と、具体的に聞いておくとわかりやすいですよ。
相手の急な都合で援助が難しくなった場合に、どう連絡をもらうかも確認しておきましょう。
緊急時の連絡方法と、保険の対象になる条件を確認する
預けている間に体調が変わったとき、まず誰に連絡するのか。
その人につながらない場合は、どうするのか。
連絡の順番を決めておくと、いざというときに迷いにくくなります。
私が母親として書いていた保育園の連絡帳にも、その日の予定に合わせて連絡先を伝えた記録が残っています。
携帯電話にお願いする日と、自宅にお願いする日がありました。
預けている間に連絡を受け取れるようにしておくことは、ファミサポをお願いするときにも大切にしたいですね。
また、ファミサポには活動中の事故などに備える補償保険があります。
ただし、対象となる活動や、必要な手続きまで確認することが大切です。
センターへの事前連絡がない活動は、保険の対象外とする案内もあります。
会員同士で予定を変えたときも、センターへの報告が必要か確かめてください。
「保険があるから何でも大丈夫」と考えず、利用するセンターの説明を聞いておきましょう。
ファミサポを利用して後悔したときの対処法
「もうお願いしてしまったし、今さら言えないかな」
そんなふうに迷っていても、利用後にわかったことを相談して構いません。
まずは、次の利用までに確認したいことを、一つずつ整理していきましょう。


預かり方に不安が残るときは、利用を見合わせて相談する
安全面や子どもへの接し方に不安があるのに、「次は大丈夫かもしれない」と無理に預けなくても構いません。
次の依頼をいったん見合わせ、何が気になったかをセンターに伝えましょう。
すでに予約している場合は、連絡をしないまま取りやめず、取り消しの方法や料金を確認してくださいね。
預けている最中に危険が疑われるときは、まず子どもの安全を確かめ、引き取りや必要な対応を優先しましょう。
相談するときに、完璧な説明を用意しなくても大丈夫です。
「不安があって、次に預けてよいか迷っています」から話し始めてもいいんですよ。
トラブルの日時・内容と、希望する対応を整理する
嫌だったことを思い出すと、気持ちがいっぱいになってしまいますよね。
話す前に、メモを3つに分けてみてください。
| メモすること | 書き方の例 |
|---|---|
| いつ・何があったか | お迎えの予定時刻を過ぎても連絡がなく、こちらから確認した |
| 何に困ったか | 子どもがどこにいるのかわからず、不安だった |
| どうしてほしいか | 遅れるとわかった時点で、連絡してほしい |
これは、伝え方を考えるための例です。
ご自身が見聞きしたことと、まだ確認できていないことを分けておきましょう。
メッセージのやりとりや活動の記録があれば、手元に残しておくと説明しやすくなります。
「嫌な人でした」だけでなく、「この場面で困りました」と伝えると、センターも確認する点をつかみやすくなりますよ。
相性が合わない・やめたいときの相談方法と伝え方
本人に直接言いづらいときは、センターの担当者へ相談しましょう。
たとえば、東広島市のファミサポQ&Aでは、相性などに不安がある場合の相談を案内しています。
状況に応じて、別の提供会員の紹介を検討するとされています。
ただ、地域や会員の活動状況によっては、別の方を紹介できない場合もあります。
ここでは、相談を始めるときの言い方を3つ用意しました。
そのままでも、普段の言葉に直しても大丈夫ですよ。
顔合わせ後に、依頼を見送りたいとき
お時間をいただき、ありがとうございました。
今回は、お願いしたい内容と合わない点があるため、依頼を見送りたいと思っています。
必要な手続きがあれば、教えていただけますか。
別の提供会員について相談したいとき
いつもお世話になっています。
子どもへの声のかけ方について、少し気になることがありました。
今後のお願いの仕方や、別の方をご紹介いただけるかについて相談したいです。
利用をしばらく休みたいとき
家庭で相談し、いったん利用を休みたいと考えています。
すでにお願いしている日程の取り扱いと、必要な手続きを教えていただけますか。
気になる出来事がある場合は、その内容も具体的に添えてくださいね。
丁寧に伝えることと、希望を引っ込めることは別です。
何度も謝ったり、無理に別の理由を作ったりしなくて大丈夫ですよ。
センターの対応にも困ったら、運営元や自治体の担当窓口へ相談する
「担当の方に相談したけれど、うまく伝わらなかった」
そんなときは、センターの責任者や、運営する団体の相談窓口に、改めて話す方法があります。
どこに相談すればよいかわからなければ、市区町村の子育て支援担当窓口に、ファミサポについて相談したいと伝えてみましょう。
その際は、これまで誰に何を伝え、どのような返答があったかも添えると、話の流れを共有しやすくなります。
家庭の情報の扱いが気になった場合も、「誰に、どの情報が伝わったのか確認したい」と相談して構いません。
子育て支援の窓口で嫌な思いをしたときの伝え方は、こちらの記事でも紹介しています。


ファミサポと支援センターは別の仕組みですが、話を整理するときの参考にしてみてくださいね。
ファミサポが合わないときに考えたい、ほかの預け先
ファミサポが合わなかったとしても、これから全部ひとりで頑張る必要はありません。
「誰かに頼ること」まで、あきらめなくていいんです。
今のご家庭が何を必要としているかをもとに、ほかの方法も見ていきましょう。
一時預かりやベビーシッターを、預ける目的に合わせて検討する
たとえば、保育所などの施設で預かってほしい場合は、一時預かりが選択肢になります。
自宅で見てもらいたい、個別に時間や内容を相談したい場合は、対応できるベビーシッターを探す方法もあります。
| お願いしたいこと | 検討できる預け先 | 先に確認したいこと |
|---|---|---|
| 施設で一定時間預かってほしい | 保育所などの一時預かり | 対象年齢、利用理由、予約方法、慣らしの有無 |
| 自宅で子どもを見てほしい | 訪問に対応するベビーシッター | 担当者、援助内容、料金、事前面談、保険 |
| 送迎をお願いしたい | 送迎に対応する別の提供会員やサービス | 利用できる時間、移動方法、引き渡しのルール |
どの方法にも、事前に確認したいことがあります。
料金だけで決めず、子どもの様子や、必要な援助に合うかを見てくださいね。
シッターを検討する場合は、こども家庭庁「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」も参考になります。
事前面会や預かり場所、緊急時の連絡など、確認したいことがまとめられています。
希望日に頼めない場合に備えて、ほかの支援も確認しておく
頼めるところが一つだけだと、その日に利用できないとき、困ってしまいますよね。
すべてに登録しなくてもよいので、近くの一時預かりなどの連絡先や利用条件を調べておくと、選択肢を考えやすくなります。
ただし、ほかの預け先も、当日にすぐ利用できるとは限りません。
登録や面談が必要なら、余裕のある日に進めておけるといいですね。
「預け先が決まるまで、一人で何とかしなきゃ」と抱え込まず、家族と予定や分担を相談することも大切です。
家での育児の負担を減らしたいときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


ファミサポの利用を迷うときのQ&A
まとめ|ファミサポで後悔しないために、気になることは確認・相談しよう
ファミサポで後悔する背景には、相性や預かり環境、利用できる日時、費用など、さまざまな困りごとがあります。
これからお願いするなら、顔合わせで気になることを確認してから。
すでに困っているなら、出来事と希望を整理して、センターへ相談してみましょう。
別の方を紹介できるか相談することも、利用を休むことも、今の親子に合う預け方を考えるための選択肢です。
助けてもらうことに感謝しながら、困っていることを伝えてもいいんですよ。
「頼ろうとした私が間違っていたのかな」と、自分を責めなくて大丈夫。
子どもが安心して過ごせて、ママも少しほっとできる方法を、一つずつ探していきましょう。
