「保育園の連絡帳に、子どもの悪いことばかり書かれている…」
「先生の言い方がきつくて、読むたびに落ち込んでしまう」
そんなときは、気になった言葉をひとつ選び、「どんな場面だったのか」「園ではどう対応したのか」「家庭では何をすればよいのか」を確認してみてください。
書き方に傷ついた場合は、その気持ちも伝えて大丈夫ですよ。ひとりで我慢し続ける必要はありません。
まずは、次のように考えると動きやすくなります。
- 言葉がきつい・悪いことばかりなら、出来事の背景や園での関わりを聞く。
- 一言だけ・毎日同じ・返事がないなら、知りたいことを具体的に伝える。
- 担任に話しにくい・相談しても変わらないなら、主任や園長など別の窓口を頼る。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私は保育士として連絡帳を読む・書く側と、母親として子どもの連絡帳を受け取る側の両方を経験してきました。
大切なわが子のことだからこそ、先生の一言がずっと頭に残ってしまうんですよね。
この記事では、連絡帳がひどいと感じる理由や、確認したいポイント、先生に伝えるときの返信例文をご紹介します。
「園に相談する前に、気持ちや伝え方を整理したい」という方は、にゃにたんの子育て・保育園の電話相談のご案内もご覧くださいね。
保育園の連絡帳がひどい…落ち込む・不満を感じる二つのケース
「連絡帳がひどい」といっても、傷つく理由は人それぞれです。
言葉のきつさがつらいのか、必要な情報がなくて不安なのか。まずは、どちらに近いか考えてみましょう。
きつい言葉や、悪いことばかりの記載に傷つく
「今日もできませんでした」
「お友だちとのトラブルがありました」
こうした報告が続くと、「うちの子は、園でうまく過ごせていないのかな」と心配になりますよね。
家庭への注意ばかりが書かれていると、自分の子育てまで否定されたように感じてしまうこともあると思います。
子どもが困っている様子は、家庭にも知らせてほしい情報です。
でも、困ったことだけが並んでいて、背景や先生の対応が分からないと、不安ばかりが大きくなってしまうんです。
落ち込んだからといって、「私が気にしすぎなのかな」と自分を責めなくて大丈夫ですよ。
何があったのかを知りたい気持ちと、書き方に傷ついた気持ち。どちらも先生に伝えてよいことです。
内容が薄い・返事がなく、園での子どもの様子が分からない
一方で、「今日も元気でした」の一言だけだったり、毎日ほとんど同じ文章だったりすると、物足りなく感じることもありますよね。
特に、まだ自分で園での出来事を話せない年齢だと、連絡帳を楽しみにしている方も多いと思います。
ただ、文章の長さだけでは、情報が足りているかは判断できません。
連絡帳のほかに、送迎時やアプリなどで様子を伝えている園もあります。
気にしたいのは、「長く書いてあるか」より、「子どもの様子や、こちらが知りたいことを確認できるか」です。
質問への返事がない日が続くなど、必要なやりとりができていないときは、そのことを具体的に聞いてみましょう。
先生からの記入がない・短いことが特に気になる方は、保育園の連絡帳を先生が書かない理由と確認方法も参考にしてくださいね。
保育園の連絡帳がひどいと感じるのはなぜ?考えられる理由
「どうして、こんな書き方をするんだろう?」
そう感じたときに考えられる背景を、保育士の立場からお話ししますね。
ここで挙げる理由が、すべての園や先生に当てはまるわけではありません。実際の意図は、話して確認していくことが大切です。
文章だけでは、言葉の意図や前後の状況が伝わりにくい
対面なら、声の調子や表情と一緒に伝わることも、文章になるときつく感じられる場合があります。
たとえば「今日はなかなか切り替えられませんでした」だけでは、何から何への切り替えだったのか分かりませんよね。
大好きな遊びを終えるのが寂しかったのか、眠くて次の活動に入りにくかったのか。
そこが分かるだけでも、子どもの姿の受け止め方は変わってきます。
文章を読んで引っかかったときは、「そのときの様子を、もう少し教えていただけますか」と聞いてみてください。
困った行動の報告に偏り、背景や園での対応が抜けている
先生が「家庭と共有したい」と思った出来事を中心に書いた結果、困ったことばかりになっている場合もあります。
でも、保護者が知りたいのは、何ができなかったかだけではありませんよね。
- その前に、どんなことがあったのか
- 子どもはどんな気持ちだったように見えたのか
- 先生がどう関わり、その後どう過ごしたのか
こうしたことまで分かると、家庭でも声のかけ方を考えやすくなります。
「困ったことに加えて、落ち着いたきっかけや楽しめた場面も知りたいです」とお願いしてみるのもよいと思います。
先生ごとの書き方や園の方針、記入・確認の体制に差がある
同じ園でも、先生によって文章の詳しさや言葉の選び方が違うことがあります。
また、個別の様子を毎日書くのか、クラス全体のお知らせを中心にするのかなど、園や年齢によって連絡の方法も変わります。
忙しい時間帯に記入や確認が十分にできず、説明が抜けてしまうことも考えられます。
ただ、そうした背景があっても、保護者の不安がそのままでよいわけではありません。
「どの方法なら、子どもの様子を聞けますか」と、園での伝え方を確認してみましょう。
保育園の連絡帳がひどいと感じる具体例と、確認したいポイント
ここからは、気になりやすい書き方と、先生に確認したいことを整理します。
以下の文章は、違いを分かりやすくするために作った説明用の例です。実際の先生の記載を転載したものではありません。


悪いことばかり書かれる|行動の報告と、子どもへの決めつけの違い
たとえば、「おもちゃの取り合いになり、お友だちをたたく場面がありました」は、起きた行動についての報告です。
一方、「乱暴な子です」と書かれていると、その子自身を決めつけられたように感じてしまいますよね。
行動についての報告であっても、背景や対応がなく、毎日同じような指摘が続くなら、詳しく聞いてよいと思います。
| 気になる書き方の例 | 確認したいこと |
|---|---|
| 「今日もお友だちをたたきました」だけで終わる | どんな場面で起きて、先生はどう関わったか |
| 「乱暴な子です」と性格を決めつける | 具体的にどの行動を指しているか |
| 「みんなはできています」と比較する | わが子が今困っていることと、その子に合う支え方 |
困った行動を知らせてもらうことと、子どもを否定する言葉を受け入れることは、分けて考えて大丈夫ですよ。
「家でも気をつけて」と書かれる|何を求められているか具体的か
「家庭でも気をつけてください」とだけ書かれていると、何をどうすればよいのか分からなくなってしまいますよね。
そんなときは、「家でどのように関わるとよいでしょうか」と聞いてみましょう。
たとえば、寝る時間を見直してほしいのか、おもちゃの貸し借りで使う言葉を一緒に考えたいのかでは、家庭でできることも違います。
お願いの内容が分かったうえで、難しいことがあれば、その事情も伝えてかまいません。
園と家庭、それぞれでできることを一緒に考えていけるとよいですね。
一言だけ・毎日同じ内容|子どもに必要な情報が伝わっているか
「元気でした」と短く書かれていても、送迎時に食事や遊びの様子が聞けているなら、それで安心できる方もいると思います。
反対に、どの方法でも個別の様子が分からず、心配なことも確認できないなら、相談してみましょう。
「最近、給食の時間をどんなふうに過ごしているか知りたいです」など、ひとつに絞って聞くと、お互いに話しやすくなります。
長い文章をお願いするよりも、今、何を知りたいのかを伝えることを大切にしてみてくださいね。
質問への返事がない・内容が違う|行き違いや記載ミスがないか
質問への返事がないと、「読んでもらえていないのかな」と寂しくなりますよね。
口頭で返すつもりだった、確認に時間がかかっていた、担当の先生に伝わっていなかったなど、行き違いがあるかもしれません。
まずは「先日書いたことについて、確認できていますか」と声をかけてみましょう。
また、子どもの名前や食事・体調の記録に違いがある場合は、その日の内容を確認してください。
名前の取り違えや、必要な情報の誤りが繰り返されるときは、担任だけでなく主任や園長にも相談しましょう。
保育園の連絡帳がひどいと感じたときの対処法
先生との関係が気になると、伝えたいことがあってもためらってしまいますよね。
一度に全部を話そうとしなくても大丈夫です。気になることをひとつ整理するところから始めてみましょう。


気になった言葉と、確認したいことを整理する
連絡帳を読んだ直後は、悲しさや腹立たしさで、うまく言葉にできないこともありますよね。
すぐに返事を書かず、少し落ち着いてから、次の三つをメモしてみてください。
- 何月何日の、どの言葉が気になったか
- 何が心配になったか、どう感じたか
- 先生に何を聞きたいか、どうしてほしいか
たとえば、「できないことばかり書かれていて、園でずっと困っているのか心配。楽しく過ごせた場面も聞きたい」と整理できます。
きれいな文章にする必要はありません。自分の気持ちを確かめるためのメモで十分ですよ。
送迎時や面談で、出来事の背景と園での対応を聞く
短い確認なら送迎時でもよいですが、詳しく話したいときは、時間を取ってもらうと話しやすくなります。
「連絡帳の内容について、落ち着いてお話を伺う時間をいただけますか」
こんなふうに、相談したいことを先に伝えてみましょう。
聞く内容は、「何があったか」「その前後の様子」「園での対応」の三つを目安にすると、話がまとまりやすくなります。
私が母親として書いていた連絡帳にも、次の記録が残っています。
昨日は懇談ありがとうございました。
園での様子がきけて よかったです。
その後には、家庭と園で見せる子どもの姿の違いについても書いていました。
家で見ているわが子の様子が、すべてではないんですよね。先生に直接お話を聞くことで、知らなかった姿に気づくこともあります。
もちろん、お話を聞いたうえで「この書き方はつらかったです」と伝えても大丈夫ですよ。
家庭での様子を伝え、知りたいこと・お願いしたいことを具体的に話す
園での話を聞いたら、家庭での様子も、分かる範囲で添えてみましょう。
「家でも遊びを終えるときに嫌がることがあります」
「家庭ではあまり見られないので、どんなときに起こるのか知りたいです」
どちらの伝え方でもかまいません。家と園で違う姿を見せることもあるので、無理に話を合わせる必要はないんですよ。
そのうえで、「落ち着けた声かけがあれば教えてほしい」「困ったことに加えて、楽しめた様子も聞きたい」など、お願いをひとつ伝えてみてください。
家庭での様子をどう書けばよいか迷ったときは、連絡帳に書くことがない日の書き方と、家庭での様子の例文も参考にしてくださいね。



相談した内容と園の返答を記録し、その後の対応を確認する
話し合ったあとは、相談した日、相手、確認できたこと、今後のお願いを簡単に残しておきましょう。
「次からは、困った行動があった場面と対応を伝えてもらう」など、話がまとまっていれば、その後どう変わったかも見やすくなります。
変化がない場合は、「先日お願いしたことについて、もう一度相談したいです」と伝えてみてください。
記録は、話の行き違いを減らし、別の先生に相談するときに状況を伝えるためにも役立ちます。
連絡帳やアプリの画面は手元に残し、相談に必要な範囲で共有しましょう。園名や子どもの名前が分かる形でSNSなどに公開するのは控えてくださいね。
保育園の連絡帳がひどいと感じたときの返信例文5選
「聞いてみたいけれど、何と書けばいいか分からない…」
そんなときに参考にできる返信例文をご紹介します。
ここからは、今回の場面に合わせて作った参考例文です。すべてをそのまま使う必要はないので、ご家庭の状況や伝えたい気持ちに合わせて調整してくださいね。
子どもの悪いことばかり書かれるときの返信例文
いつもお世話になっております。最近、園で困っている様子の記載が続いているため、どのように過ごしているのか心配しています。どんな場面で起こることが多いのか、園ではどのように関わっていただいているのか教えていただけますか。落ち着いて過ごせたときや、楽しめた場面も伺えるとうれしいです。
「よいことだけを書いてほしい」ではなく、困っていることも含めて、子どもの様子を知りたいと伝える形です。
親を責めるような言葉に傷ついたときの返信例文
いつもありがとうございます。連絡帳の「家庭でも気をつけてください」という言葉を読み、家庭での関わりに何か問題があるのかと心配になりました。どのような点を気にかければよいのか、具体的に教えていただけますか。文章だけでは分からない部分もあるため、一度お話を伺えればと思っています。
書かれた言葉は、実際の内容に置き換えてください。
つらさを伝えたい場合は、「この表現を読んで、責められているように感じてつらかったです」と、自分の気持ちを添えてもかまいません。
一言だけ・毎日同じ内容で様子が分からないときの返信例文
いつもお世話になっております。園での様子について、最近どんな遊びを楽しんでいるのか知りたいと思っています。連絡帳やお迎えの際に、本人の様子をひとつ伺えるとうれしいです。園ではどのような方法で個別の様子を教えていただけるか、ご相談させてください。
連絡帳に限らず、先生が伝えやすい方法も一緒に確認する書き方です。
質問や相談に返事がないときの返信例文
いつもありがとうございます。〇月〇日の連絡帳に書いた、給食の様子についての相談はご確認いただけていますか。家庭でも気になっているため、お返事をいただけると助かります。確認にお時間がかかる場合は、その旨を教えていただけますでしょうか。
日付と相談内容を入れると、どの質問のことか分かりやすくなります。
急いで確認したい内容は、連絡帳だけでなく、園の案内に沿って電話や口頭でも伝えましょう。
書かれた内容が事実と違うと感じたときの返信例文
いつもお世話になっております。本日の連絡帳にある〇〇について、家庭で把握している内容と違いがあり、確認させてください。当日はどのような様子だったのでしょうか。お互いの認識を合わせたいので、詳しく教えていただけますと助かります。
この時点では、どちらかが間違っていると決めずに、出来事を確かめる形にしています。
別の子どもの名前が書かれていた場合は、「本日の記載は、わが子についての内容で合っていますか」と、確認したい点をそのまま伝えて大丈夫ですよ。
改善しないときは?保育園の連絡帳トラブルの相談先
担任に相談しても話が進まなかったり、そもそも直接伝えることが難しかったりすることもありますよね。
そんなときは、別の人に相談してかまいません。担任とのやりとりだけで、何とかしなければいけないわけではないんですよ。
担任に話しにくいときは、主任・園長や園の苦情受付担当者へ
主任や園長などに、連絡帳の内容と、これまで相談したことを伝えてみましょう。
「この先生はひどいです」とまとめるより、「この記載について確認しましたが、まだ説明を聞けていません」と伝えると、状況を共有しやすくなります。
担任に直接話すことに不安がある場合は、その不安も最初に伝えて大丈夫です。
園の苦情受付担当者や相談窓口は、重要事項説明書、入園のしおり、園内の掲示などで確認できることがあります。
園内で解決しないときは、運営法人・第三者委員・自治体の窓口へ
園内で相談しても改善しない場合や、園には話しにくい内容の場合は、運営法人や第三者委員、自治体の保育担当窓口などに相談する方法があります。
たとえば、横浜市の公式案内でも、園や運営法人に相談しにくい内容について、区役所・市役所への問い合わせ先が紹介されています。
窓口や担当する範囲は、自治体や施設の種類によって異なります。お住まいの自治体の公式サイトや、園の案内で確認してくださいね。
相談するときは、気になる記載、これまでの相談日、園の説明、希望する対応を手元にまとめておくと伝えやすくなります。
子どもの安全が心配なときは、連絡帳の返信を待たずに相談する
けがや体調について必要な説明がなく心配しているなど、早く確かめたいことがある場合は、翌日の連絡帳を待たず、電話などで園に確認しましょう。
園内で説明を受けられないときや、園に直接相談しづらいときは、自治体の保育担当窓口などを頼ってください。
連絡帳の文章だけで園での対応すべてを判断することはできませんが、心配なことをひとりで抱え込む必要もありません。
保育園の連絡帳への不満に関するよくある質問
まとめ|保育園の連絡帳がひどいと感じたら、内容を整理して相談しよう
保育園の連絡帳を読んで、悲しくなったり、不満を感じたりすることはありますよね。
そんなときは、「自分が我慢すればいい」と抱え込まず、何がつらかったのか、何を知りたいのかを整理してみてください。
- 悪いことばかり書かれるときは、出来事の背景や園での対応を聞く。
- 一言だけ・返事がないときは、知りたいことを具体的に伝える。
- 書き方に傷ついたときは、その気持ちも伝えてよい。
- 担任に話しにくいときや改善しないときは、別の窓口に相談する。
連絡帳は、園と家庭が子どもの姿を伝え合うためのものです。保護者だけが、ずっとつらい気持ちで読み続けるものにはしたくないですよね。
「こんなことを聞いてもいいのかな」と迷ったときも、まずはひとつ、気になることを言葉にするところから始めてみましょう。
先生に伝える前に気持ちを整理したい方や、返信の言葉を一緒に考えたい方へ。にゃにたんは、ココナラで子育てや保育園の悩みをお聞きする電話相談をしています。
「何から話せばいいか分からない」というままでもかまいません。
今、気になっていることからお話ししてくださいね。
日々の連絡帳の書き方で迷うときは、連絡帳に書くことがない日の書き方と、家庭での様子の例文も、あわせてご覧ください。




