「保育園に行きたくない!ママといたい!」
朝になると3歳の子どもが泣いて、ママから離れようとしない。
「昨日までは普通に行っていたのに、どうしたんだろう?」
「泣いているのに預けていいのかな…」
そんなふうに悩んでしまうこと、ありますよね。
でもね、3歳の子どもが「保育園に行きたくない、ママといたい」と泣くことは、必ずしも保育園が嫌いだったり、ママの愛情が足りなかったりするからではありません。
ママと離れるのが寂しかったり、園で気になることがあったり、少し疲れていたり。理由はいろいろ考えられるんです。
まずは、こんな対応から始めてみてください。
- 「ママと一緒にいたいんだね」と気持ちを受け止める。 すぐに説得しようとせず、まずは寂しい気持ちを分かってあげましょう。
- いつ迎えに行くかを分かりやすく伝える。 「おやつを食べたあとに迎えに行くね」など、実際のお迎え予定に合わせて伝えます。
- 登園後の様子を先生に聞いてみる。 朝だけ泣くのか、園でもつらそうにしているのかを確認しましょう。
そして、体調が悪かったり、登園後もずっとつらそうだったりする場合は、無理をせず休ませることや、園と対応を相談することも考えてくださいね。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私自身も、子どもが保育園で涙を見せることが多かった時期を経験しています。
当時の連絡帳を読み返すと、園での涙が少なくなってきたことに安心していた記録も残っているんですよ。
今回は、3歳の子どもが「保育園に行きたくない、ママといたい」と言う理由や、朝の具体的な対応、休ませるか迷ったときの考え方をお話しします。
毎朝のお別れが少しでも楽になるように、一緒に考えてみましょうね。
3歳が「保育園に行きたくない、ママといたい」と泣くのはよくある?
朝だけ泣いても、保育園が嫌いとは限らない
家を出るまでは元気だったのに、保育園が近づくと急に、
「ママといたい!」
と泣き始める。
そんな子どもの姿を見ると、心配になりますよね。
でも、登園するときに泣いていても、そのあと先生やお友だちと楽しく遊んでいる子もいます。
ママと離れる瞬間が寂しいのであって、保育園での生活すべてが嫌というわけではないこともあるんです。
3歳になると、自分の気持ちを言葉で伝えられることも増えてきます。
だからこそ、「行きたくない」「ママがいい」という気持ちも、はっきり伝えるようになるんですよね。
ただし、朝泣いているからといって、必ず登園後には元気になるとは限りません。
大切なのは、ママと離れたあと、子どもがどんなふうに過ごしているかを知ることです。
先生に少し様子を聞いてみると、安心できることもあると思います。
「わがまま」「愛情不足」と決めつけなくていい
「もう3歳なのに、どうしてママから離れられないんだろう?」
「私が甘やかしすぎたのかな?」
そんなふうに考えてしまうことはありませんか。
でも、ママと一緒にいたがることだけで、わがままだとか、愛情不足だとか決めつける必要はありません。
子どもだって、大好きな人と離れるのは寂しいものです。
大人でも、楽しい予定があっても家でゆっくり過ごしたい日がありますよね。
3歳の子どもなら、なおさら自分の気持ちを切り替えるのが難しいこともあります。
もちろん、保育園で困っていることがないかを確認することは大切です。
でも、泣いてしまうこと自体を悪いことだと思わなくてもいいんですよ。
「ママと一緒にいたかったんだね」
まずは、その気持ちを受け止めることから始めてみてくださいね。
3歳が保育園に行きたくない・ママといたいと言う4つの理由
ママと離れるのが寂しく、もっと一緒にいたい
3歳の子どもが保育園を嫌がる理由の一つに、ママやパパと離れる寂しさがあります。
家では一緒に遊んだり、甘えたり、抱っこしてもらったりできますよね。
でも、保育園に行くと、しばらく離れて過ごさなければなりません。
そのことが寂しくて、
「ママといたい」
「おうちに帰りたい」
と言う場合もあります。
特に、週末に家族とゆっくり過ごしたあとや、長いお休みのあとには、離れるのが寂しく感じられることもあるでしょう。
そんなときは、無理に気持ちを変えさせようとしなくても大丈夫です。
「ママも一緒にいたいよ。お仕事が終わったら迎えに来るからね」
と、子どもの気持ちに寄り添いながら、これからの予定を伝えてみましょう。
入園・進級・休み明けなど環境の変化に戸惑っている
昨日までは平気だったのに、急に保育園を嫌がるようになった。
そんなときは、最近何か変化がなかったか思い出してみてください。
たとえば、新しいクラスになったり、担任の先生が変わったり。
仲のよかったお友だちとクラスが分かれることもありますよね。
また、長いお休みが終わって、久しぶりに登園することもあると思います。
大人にとっては小さな変化でも、子どもにとっては大きな出来事かもしれません。
慣れるまで少し時間がかかる子もいます。
「前は泣かなかったのに」と比べるよりも、最近の園での生活に変わったことがなかったか、先生に聞いてみるのもよいですね。
先生やお友だち、園での活動に気になることがある
「ママといたい」という言葉の奥に、別の理由が隠れていることもあります。
たとえば、お友だちと遊んでいて嫌なことがあったり、苦手な活動があったり。
給食やお昼寝の時間が気になっている場合もあるかもしれません。
3歳になると自分の気持ちを少しずつ言葉にできるようになりますが、何が嫌なのかをうまく説明できないこともあります。
そんなときに、
「どうして行きたくないの?」
と何度も聞かれると、子ども自身も困ってしまうことがありますよね。
まずは、
「何か嫌なことがあった?」
「保育園で困っていることあるかな?」
と、落ち着いているときに優しく聞いてみてください。
もし話してくれたら、すぐに否定せずに聞いてあげたいですね。
そして、気になることがあれば先生にも確認してみましょう。
睡眠不足や疲れ、体調の変化をうまく伝えられない
保育園に行きたくない理由が、心の問題だけとは限りません。
前の日に寝るのが遅かったり、遊びすぎて疲れていたり。
少し体調が悪いけれど、まだ上手に伝えられないこともあります。
大人でも、寝不足の日は何となく気分がすぐれないことがありますよね。
子どもも同じです。
普段より機嫌が悪かったり、食欲がなかったり、元気がなかったりするときは、体調も気にかけてあげてください。
「ただ行きたくないだけ」と決めつけず、いつもと違う様子がないかを確認することが大切です。
「ママといたい」と泣く3歳、保育園ではどう過ごしている?
朝は泣いていても、登園後は楽しく遊べる場合
朝はママにしがみついて泣いていたのに、お迎えに行くと笑顔で遊んでいる。
そんな子どももいます。
先生と一緒に好きなおもちゃで遊んだり、お友だちと過ごしたりするうちに、気持ちが切り替わることもあるんですよ。
ここで、私自身の経験を少しお話しさせてくださいね。
以前、子どもが3歳児クラスに通っていたころ、保育園でも涙を見せることが多かった時期がありました。
お迎えに行ったあと、私の姿が一瞬見えなくなっただけで、大きな声で泣いてしまうこともあったんです。
当時は、家庭でも甘えたい気持ちが強くなっていたように感じていました。
でも、少し経ったころの連絡帳には、
「保育園では涙が少なくなってきているようで、良かったです。」
と書いていました。
これは毎朝の登園拒否についての記録ではありませんが、子どもの涙や不安な気持ちにも、時期によって変化があったことを思い出します。
だからこそ、私は朝の様子だけでなく、保育園で一日をどう過ごしているかも大切にしたいと思っています。
ママと別れたあとも泣き続けたり、園で困っていたりする場合
一方で、ママと離れたあとも、なかなか気持ちが落ち着かない子もいます。
先生が声をかけても泣き続けたり、好きだった遊びに参加できなかったり。
給食が食べられなかったり、お昼寝がうまくできなかったりする場合もあるでしょう。
そんなときは、「そのうち慣れるから」と様子を見るだけではなく、何か困っていることがないかを考えてみたいですね。
たとえば、先生やお友だちとの関わりで不安があるのかもしれません。
園での活動が難しく感じられている可能性もあります。
実際、LITALICOジュニアの登園しぶりに関する解説でも、朝だけ登園を嫌がる場合と、登園後も困りごとが続く場合を分けて説明しています。
先生と一緒に子どもの様子を確認し、どうすれば安心して過ごせるか考えていきましょう。
3歳の「保育園行きたくない、ママといたい」に試したい朝の対応5つ
毎朝、子どもに泣かれると、ママもつらいですよね。
お仕事の時間もあるし、準備も進まない。
つい「早くして!」と言いたくなってしまうこともあると思います。
ここからは、そんな朝に試してほしい対応をご紹介します。
全部を一度にやろうとしなくても大丈夫です。


まずは「ママと一緒にいたいんだね」と気持ちを受け止める
「保育園に行きたくない!」
と言われたら、すぐに理由を聞いたり、説得したりする前に、
「そっか。今日はママと一緒にいたいんだね」
と、気持ちを受け止めてみましょう。
「保育園は楽しいでしょう?」
「泣かないで行こうね」
と言いたくなることもありますが、子どもは今、寂しい気持ちでいっぱいなのかもしれません。
そんなときは、ぎゅっと抱きしめてあげるだけでもいいと思います。
もちろん、抱っこだけで泣きやむとは限りません。
でも、「ママは自分の気持ちを分かってくれている」と感じられることを大切にしたいですね。
朝の準備に余裕を持ち、急かす場面を減らす
朝は、ママも忙しいですよね。
朝ごはんに着替え、歯みがき、保育園の準備。
自分の仕事の支度もあります。
そこへ子どもが泣き始めると、どうしても焦ってしまいます。
そんなときは、朝の準備を少し減らせないか考えてみましょう。
たとえば、前の晩に着替えや持ち物を用意しておく。
朝ごはんも、無理なく準備できるものにする。
そして、少し余裕があれば、出発前に子どもと過ごす時間をつくってみてください。
毎朝きっちり時間を取らなくても大丈夫。
「今日は一緒に絵本を1ページだけ読もうか」
そんな短い時間でもいいと思います。
親子で慌てる時間を減らすことが、朝の気持ちを落ち着けるきっかけになる場合もあります。
保育園で楽しみにできることを一つ見つける
子どもに好きな遊びやお友だちがいるなら、その話をしてみるのも一つの方法です。
「今日はブロックで何を作るのかな?」
「先生に昨日のお話、聞いてもらおうか」
そんなふうに、子どもが楽しみにできそうなことを一つ伝えてみましょう。
ただし、無理に楽しい気持ちにさせる必要はありません。
園に何か困っていることがある場合は、「楽しいでしょう」と言われることで、かえって話しにくくなるかもしれません。
だから、子どもの表情を見ながら、興味を示してくれることがあれば話してみるくらいで大丈夫です。
また、実際には予定されていない活動を「今日はできるよ」と約束しないようにしたいですね。
「おやつのあとに迎えに行くね」など分かりやすく伝える
3歳の子どもには、時計の時間よりも、毎日の生活の流れで伝えるほうが分かりやすい場合があります。
たとえば、
「お昼寝して、おやつを食べたあとに迎えに行くね」
「給食を食べたら、今日はママが迎えに来るよ」
というような言い方です。
もちろん、実際のお迎え予定に合わせて伝えてくださいね。
子どもにとって、いつママに会えるのかが分かることは安心につながる場合があります。
そして、約束した時間には迎えに行けるようにしたいですね。
仕事の都合などでお迎えの予定が変わるときは、園の先生に伝えて、子どもにも分かるように知らせてもらいましょう。
先生と協力して、安心できるお別れの仕方を決める
毎朝のお別れがつらい場合は、先生に相談して、いつもの流れを決めてみるのもよいと思います。
たとえば、園に着いたら先生に手をつないでもらう。
ママはぎゅっと抱きしめて、
「お迎えに来るからね。行ってきます」
と声をかける。
そして、先生に子どもの様子を引き継ぐ方法です。
ただし、無理に引き離せばよいということではありません。
子どもが強く嫌がっていたり、先生に引き継いだあともつらさが続いていたりする場合は、対応を見直す必要があります。
安心してお別れできる方法は、子どもによって違います。
先生と一緒に、その子に合った方法を探してみてくださいね。
保育園に行きたくない3歳は休ませるべき?判断のポイント
「こんなに泣いているのに、預けてもいいのかな…」
ママとしては、ここがいちばん悩むところかもしれませんね。
でも、行きたくないと言ったら必ず休ませる、泣いても必ず行かせる、という一つの正解があるわけではありません。
子どもの体調や園での様子を見ながら、考えていきましょう。


泣いていることだけで決めず、登園後の様子も確認する
朝は大泣きしていても、先生に引き継いだあと、好きな遊びを楽しめている子もいます。
そんな場合は、園と相談しながら、安心して登園できる方法を続けてみることも考えられます。
一方で、園でもずっと泣いていたり、活動に参加できなかったりする場合は、対応を見直したいですね。
まずは先生に、
「私と離れたあと、どんな様子で過ごしていますか?」
と聞いてみてください。
「すぐに泣きやんで、お友だちと遊んでいますよ」
という場合と、
「午前中はずっと泣いていて、なかなか落ち着かないんです」
という場合とでは、考えたい対応も違います。
朝の涙だけで判断せず、園での一日の様子まで確認することが大切です。
体調不良や強い疲れがある日は、無理せず休ませる
子どもが普段より元気がなかったり、発熱や嘔吐などの症状があったりするときは、体調を優先してください。
睡眠不足や強い疲れが重なっていることもありますよね。
そんなときに、無理に登園させようとしなくても大丈夫です。
園の登園基準も確認しながら、必要に応じて休ませたり、医療機関に相談したりしましょう。
また、体の症状がはっきりしていなくても、いつもと様子が大きく違うときは注意したいですね。
「保育園に行きたくない」と言う理由が分からない場合もあります。
だからこそ、毎日の様子を見ながら、子どものしんどさを受け止めてあげたいと思います。
どうしても嫌がるときは、園と登園方法を相談する
毎朝強く泣いて、なかなか登園できない日が続く。
そんな場合は、家庭だけで何とかしようとせず、園に相談してみましょう。
たとえば、先生に迎え入れ方を工夫してもらったり、園や家庭の状況に応じて登園時間を調整したりする方法も考えられます。
必要に応じて、短い時間から園で過ごす方法を相談できる場合もあるでしょう。
もちろん、園の方針や保育体制によって、できることは違います。
そして、子どもが怖がっている様子や、園での困りごとが疑われる場合は、原因を確かめることが先です。
「行かせるか、休ませるか」の二択だけではなく、どうしたら安心して過ごせるかを先生と一緒に考えていけるといいですね。
3歳の「ママといたい」が続くとき、保育園の先生に相談したいこと
登園後の遊び・食事・お昼寝の様子を聞いてみる
登園しぶりが続いているときは、先生に具体的な様子を聞いてみましょう。
「朝は泣いていますが、そのあとはどうですか?」
という質問だけでもいいですし、
「好きな遊びはできていますか?」
「給食やお昼寝は普段どおりですか?」
と聞いてみてもいいと思います。
家庭では分からない、園での子どもの姿を教えてもらえるかもしれません。
また、園ではどんなときに楽しそうなのか、反対にどんな場面で不安そうなのかを知ることも大切です。
子どもの気持ちを理解する手がかりになると思います。
いつから、どんな場面で行きたくないと言うのか伝える
先生に相談するときは、家庭での様子も伝えてみてください。
たとえば、
「先週から、朝になると『ママといたい』と泣くようになりました」
「家を出るまでは元気ですが、園に着くと離れたがりません」
というような伝え方です。
連絡帳やアプリを使う場合は、次のように書いてもいいですね。
最近、朝になると「保育園に行きたくない、ママといたい」と泣くことが増えています。家では理由をうまく話せないようなので、登園後の様子を教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
長い文章を書く必要はありません。
いつから、どんな様子なのかが分かれば、先生も一緒に考えやすくなります。
連絡帳の書き方に迷ったときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


急に嫌がるようになったり、つらそうな様子が続いたりするときは相談する
これまでは楽しそうに通っていたのに、急に強く嫌がるようになった。
特定の先生やお友だちのことを怖がっている。
眠れない日が増えたり、食欲が落ちたりしている。
そんな変化があるときは、早めに園に相談してみましょう。
園での様子を確認し、必要なら園長先生にも話してみてください。
また、つらそうな状態が続いていたり、日常生活に大きな影響が出ていたりする場合は、小児科や自治体の相談窓口などに相談することも考えられます。
お住まいの地域のこども家庭センターでも、子育てに関する相談ができます。
ママ自身も、毎朝泣いている子どもを見るのはつらいですよね。
「私の接し方が悪いのかな」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、一人で悩み続けなくてもいいんですよ。
私もココナラで子育て・育児の電話相談をお受けしています。先生への伝え方に悩んだときや、誰かに気持ちを聞いてほしいときには、よかったらお話ししてくださいね。
子どもの体調や園での状況について判断が必要な場合は、園や医療機関などへの相談を優先してくださいね。
まとめ|3歳の「保育園に行きたくない、ママといたい」は気持ちを受け止めて考えよう
3歳の子どもが「保育園に行きたくない、ママといたい」と泣くと、ママも困ってしまいますよね。
仕事の時間はあるし、子どもの気持ちも大切にしたい。
毎朝、そんな葛藤があると思います。
でも、3歳の子どもがママと離れたがることは、必ずしもわがままや愛情不足が原因というわけではありません。
まずは、「ママと一緒にいたいんだね」と気持ちを受け止めてあげてください。
そして、いつ迎えに行くのかを分かりやすく伝えたり、先生と安心できるお別れの仕方を考えたりしてみましょう。
朝は泣いていても、園では楽しく過ごしている場合もあります。
反対に、園でもずっとつらそうにしている場合や、体調が悪い場合は、無理をしないことも大切です。
私自身も、子どもが保育園で涙を見せる時期を経験し、少しずつその様子が変わっていく姿を見てきました。
だからこそ、今泣いている姿だけで判断せず、その子がどんな気持ちで過ごしているのかを大切にしたいと思っています。
「泣かずに登園できること」だけを目標にせず、子どもが安心して園で過ごせることを、先生と一緒に考えていきましょう。
毎朝のお別れ、本当に大変ですよね。
ママも無理をしすぎず、少しずつ親子に合った方法を見つけていけたらいいですね。

