子育てができない母親の特徴は?保育士ママが伝える原因と対処法

子育てができない母親の特徴は?という文字と、悩むママと子どもに保育士ママのにゃにたんが優しく寄り添うイラスト

「また子どもに怒ってしまった…」
「家事も育児も思うようにできない。私って子育てに向いていないのかな?」

周りのママは上手に子育てをしているように見えて、自分だけができていないと落ち込むことはありませんか。

でもね、子育てがうまくいかないことがあっても、それだけで「子育てができない母親」と決まるわけではありません。

子育てに困っているときには、こんなことが重なっている場合があります。

  • 子どもにイライラして、あとから自分を責めてしまう。
  • 家事や育児の段取りがうまくいかず、毎日余裕がない。
  • 人に頼れず、何でも自分で頑張ろうとしてしまう。

大切なのは、こうした特徴に当てはまるかどうかよりも、今どんなことに困っているのかを見つけて、一つずつ負担を減らしていくことだと思います。

まずは、今日しなくてもよい家事を減らす、子どもへの声かけを少し変える、誰かに困っていることを話す。

そんな小さなことから始めてみてくださいね。

にゃにたん

こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。

私も、自分では子どもの話を聞いていたつもりなのに、「ママは私の話を聞いてくれない!」と言われた経験があります。

この記事では、子育てができないと感じる母親の特徴や原因、私自身の子育て経験を交えながら、毎日の育児を少し楽にするための対処法をお伝えします。

目次

子育てができない母親の特徴は?母親失格と決めつけなくていい理由

子育てがうまくできないと感じる母親は少なくない

子どもが言うことを聞いてくれなかったり、ついイライラしたり。

そんなときに、「私は母親としてダメなのかな」と思ってしまうこと、ありますよね。

特に、ほかのママが子どもに優しく話しかけている姿を見ると、自分と比べて落ち込んでしまうかもしれません。

でも、外から見えているのは、その人の子育てのほんの一部分です。

どんなに子どもを大切に思っていても、疲れてしまう日や、思うようにいかない日はあるものです。

それに、子どもの年齢や性格、家庭の環境によっても、子育ての大変さは違います。

うまくできなかったことがあるからといって、母親としてのすべてが決まるわけではありません。

にゃにたん

「今日はここが難しかったな」と振り返ることは大切ですが、何もかも自分のせいにしなくてもいいんですよ。

「苦手だと感じること」と「必要なお世話ができないこと」は違う

子育てが苦手だと感じることと、子どもに必要なお世話をすることが難しくなっている状態は、分けて考えたいところです。

たとえば、子どもと遊ぶのが苦手だったり、毎日の料理が得意ではなかったり。

そんなことがあっても、工夫したり、家族に手伝ってもらったりしながら子育てはできます。

一方で、子どもの食事や健康、安全を守るためのお世話が十分にできなくなっている場合は、周りの人の助けが必要です。

それは「ダメな母親だから」という話ではありません。

一人では抱えきれない事情があったり、心や体が疲れ切っていたりすることもあります。

必要なお世話が難しくなっているときは、無理を重ねず、家族や自治体の相談窓口などに助けを求めてくださいね。

子育てができないと感じる母親に見られやすい4つの特徴

ここでは、子育てがうまくいかないと感じているときに、どんなことが起きやすいのかを見ていきましょう。

これは、母親としての良し悪しを判断するチェックリストではありません。

にゃにたん

自分が困っていることを見つけるための、4つの例として読んでみてくださいね。

子どもにイライラして怒ってしまい、あとから後悔する

「早く着替えて!」

「何回言ったら分かるの?」

そんなふうに、つい強い口調になってしまうことはありませんか。

本当は落ち着いて話したかったのに、子どもが泣いたり、言い返したりすると、ますますイライラしてしまう。

そして、子どもが寝たあとになって「どうしてあんな言い方をしたんだろう」と後悔するんですよね。

子どもに伝えたいことがあっても、疲れがたまっていると、優しく話す余裕がなくなる場合もあります。

大切なのは、怒ってしまったことをそのままにしないこと。

落ち着いてから伝え直すこともできますし、同じことを繰り返さないために、休む時間や子どもとの関わり方を見直すこともできます。

家事や育児の段取りがうまくいかず、毎日バタバタする

朝起きてから、子どもの着替えに朝ごはん、洗濯、出かける準備。

やることがたくさんありますよね。

一つ終わったと思ったら、子どもから「ママ、これやって!」と呼ばれる。

予定していた家事が進まず、気づけばもうお昼。

そんな日が続くと、「私って段取りが悪いのかな」と感じてしまうかもしれません。

でも、子どものいる生活は、予定どおりに進まないことも多いものです。

全部をきれいに終わらせようとするほど、時間に追われてしまうんですよね。

家事を減らしたり、前の日に準備できることを一つ決めたりするだけでも、少し楽になることがあります。

周りの母親と比べて「子育てに向いてない」と感じる

SNSで楽しそうな親子の写真を見たり、ほかの家庭の話を聞いたりすると、つい自分と比べてしまうことがあります。

「みんなは手作りのごはんを用意しているのに…」

「私は子どもと遊ぶのが苦手だな…」

そんなふうに考えていると、自分ができていないことばかり気になってしまいますよね。

でも、子育ての方法は家庭によって違います。

得意なことも、苦手なことも、人それぞれです。

料理が苦手なら市販品を上手に使ってもいいですし、外遊びが苦手なら、おうちで絵本を読む時間を楽しむ方法もあります。

ほかの家庭と同じようにすることよりも、自分たち親子に合った過ごし方を見つけていけるといいですね。

一人で全部抱え込み、休むことや助けを頼むことが苦手

「母親なんだから、これくらい自分でやらないと」

「夫も仕事で疲れているし、頼みにくいな」

そんなふうに思って、家事や育児を全部引き受けてしまうことはありませんか。

頼んだほうがよいと分かっていても、説明するのが面倒だったり、自分でやったほうが早いと感じたりするんですよね。

でも、一人でできることには限りがあります。

疲れがたまってからでは、誰かに頼むことさえ大変になってしまう場合もあります。

人に助けてもらうことは、子育てができないということではありません。

家族みんなの暮らしだからこそ、できることを分担しながら子育てをしていけるといいですね。

子育てができないと感じるのはなぜ?3つの原因

睡眠不足や体調不良で心に余裕がなくなっている

夜中に何度も起きたり、子どもの看病が続いたりすると、体を休める時間がなくなりますよね。

眠いまま家事をして、子どもの相手もして。

そんな状態では、普段なら気にならないことにもイライラしてしまうかもしれません。

子どもに優しくしたいと思っていても、体が疲れているとなかなか思うようにできないことがあります。

「もっと頑張らなきゃ」と思う前に、まずは自分の睡眠や体調を気にかけてみてください。

体調がよくないときには、家事を減らしたり、家族に子どものお世話を代わってもらったりしてもいいんです。

にゃにたん

心や体の不調が続く場合は、医療機関などに相談することも考えてくださいね。

ワンオペ育児などで家事や子育ての負担が偏っている

夫の帰宅が遅かったり、実家が遠かったりすると、ほとんど一人で子育てをすることもありますよね。

朝から晩まで子どものお世話をして、家事もして、休む時間がない。

そんな毎日が続けば、子育てを楽しむ余裕がなくなってしまうこともあります。

子どもの食事を用意するだけでも、献立を考えたり、買い物をしたり、片づけたりと、いろいろな手間がかかります。

目に見える家事だけでなく、毎日の予定や必要なものを考えることも負担になりますよね。

「私が子育てできないから大変なんだ」と思う前に、家族の中で負担が偏っていないかを見直してみてください。

子どもの性格や成長に合った接し方が分からない

子どもには、それぞれ違った性格やペースがあります。

一度言えば分かることもあれば、何度伝えてもなかなかできないこともありますよね。

たとえば、遊びに夢中になっている子どもに「早く片づけて!」と言っても、すぐに気持ちを切り替えられない場合があります。

そんなときは、片づけを始める少し前に声をかけたり、最初の一つを一緒に片づけたりすると、うまくいくこともあります。

もちろん、どんな子にも同じ方法が合うわけではありません。

だからこそ、保育園や幼稚園の先生に、普段どんな声かけをしているのか聞いてみるのもよいと思います。

子育てがうまくいかないときは、母親としての能力だけでなく、今の関わり方が子どもに合っているかを考えてみることも大切です。

保育士ママの私も、子育てがうまくいかないと感じたことがある

子どもに「ママは私の話を聞いてくれない」と言われた経験

にゃにたん

ここで、私自身の子育ての経験を少しお話しさせてくださいね。

以前、子どもから「ママは私の話を聞いてくれない!」と言われたことがありました。

自分では聞いていたつもりだったんです。

でも、子どものおしゃべりが次々に続いて、私も疲れてしまっていたんですよね。

「少しだまってほしい…」とお願いしたこともありました。

保育士として子どもと関わっていても、自分の子育てでは余裕がなくなってしまうことがあります。

食事や掃除、仕事など、毎日いろいろなことがありますよね。

子どもの話をゆっくり聞いてあげたいと思っていても、いつも思うようにできるわけではありませんでした。

そんな経験があるからこそ、子育てがうまくいかないと悩んでいるママに、「できなかったことだけで自分を責めすぎないでほしいな」と思っています。

「少し待っててね」の伝え方と、できた自分を褒める習慣

子どもが小さいころ、私はできるだけ子どもの要求を先に受け止めるようにしていました。

そして、すぐに応えられないときには、

「○○するまで、少し待っててね」

と、丁寧に話すようにしていたんです。

もちろん、いつもその方法でうまくいくわけではありません。

でも、子どもにも分かるように伝えることで、待ってくれることもありました。

そして、子どもの話を聞いてあげられたときには、自分で自分を褒めることも大切にしてきました。

誰かが褒めてくれなくても、「今日はちゃんと聞けたな」と自分で認めてあげる。

小さなことかもしれませんが、私にとっては大切なことでした。

子育てって、できなかったことはすぐに思い出すのに、できたことは忘れちゃうんですよね。

だからこそ、頑張れたことにも少し目を向けてあげてほしいなと思います。

この経験は、以前の記事でも詳しくお話ししています。

子育てができないと感じたときに試したい4つの対処法

子育てがうまくいかないときは、一度に全部変えようとしなくても大丈夫です。

まずは今、何に困っているのかを一つ選んで、できそうな方法から試してみましょう。

子育てができないと感じるときの4つの困りごとと対処法。イライラ、段取り、比較、抱え込みを見直す解説

すべてを完璧にしようとせず、必要なお世話を優先する

毎日の食事も、掃除も、洗濯も、子どもの遊び相手も。

全部きちんとしようとすると、本当に大変ですよね。

そんなときは、今日どうしてもしなければならないことと、明日でもよいことを分けてみましょう。

たとえば、子どもの食事や安全、健康に必要なお世話は大切にする。

その一方で、掃除は汚れが気になるところだけにしたり、洗濯物はたたまずに置いておいたり。

食事も、子どもの年齢や食べられるものに合わせて、市販品やお惣菜を使ってかまいません。

子育てを頑張ることと、家事をすべて完璧にすることは別なんです。

にゃにたん

今日の負担を一つ減らせたら、それも自分のためにできたこととして考えてあげてくださいね。

困っている場面を一つ決めて、子どもへの声かけを変えてみる

「子どもが言うことを聞いてくれない」

そう感じるときは、まず一つの場面に絞って考えてみませんか。

たとえば、朝の着替えに時間がかかるなら、

「早く着替えて!」

と何度も言う代わりに、

「この服とこの服、どっちを着たい?」

と、子どもが選びやすいようにしてみる。

おもちゃの片づけが進まないなら、

「全部片づけて!」

ではなく、

「まずは車のおもちゃを箱に入れようか」

と、一つずつ伝えてみる。

もちろん、子どもの年齢や性格によって、合う声かけは違います。

一度でうまくいかなくても大丈夫。

「この言い方なら分かりやすいかな?」と、少しずつ試してみてくださいね。

怒ってしまったときは、落ち着いてから気持ちを伝え直す

子どもに強く言ってしまったとき、あとから後悔することがありますよね。

でも、言ってしまったことをなかったことにはできなくても、あとから伝え直すことはできます。

たとえば、

「さっきは大きな声で言ってごめんね。びっくりしたよね」

と、落ち着いてから話してみる。

そのあとで、何をしてほしかったのかを、できるだけ短い言葉で伝えてみましょう。

子どもが危険なことをしているときには、もちろん止める必要があります。

でも、必要以上に強く怒ってしまったと感じたなら、そのことについて謝るのも大切だと思います。

いつも上手にできるわけではありませんが、少しずつ関わり方を変えていくことはできます。

家族や保育士に相談し、一人で抱える負担を減らす

子育てで困ったときは、全部を一人で解決しようとしなくても大丈夫です。

夫や家族に家事をお願いしたり、保育園や幼稚園の先生に子どもへの接し方を相談したりする方法もあります。

相談するときは、

「子育てがうまくいきません」

という話だけでなく、

「朝の着替えで毎日怒ってしまうんです」

「子どもが話しかけてくれるのに、余裕がなくて聞けないんです」

と、具体的に困っている場面を伝えると、相手も一緒に考えやすくなります。

保育園や幼稚園の先生は、家庭とは違う場面でのお子さんの様子を知っていることもあります。

家庭での困りごとを話してみると、参考になる関わり方が見つかるかもしれません。

また、自治体のこども家庭センターなどでも、子育てについての相談ができます。

こども家庭庁|こども家庭センター

身近な人には少し話しにくいという気持ちもありますよね。

私も、ココナラで子育てや育児の電話相談をお受けしています。

「子育てが苦手なのかな」「こんなことで怒ってしまうんです」というお話でも大丈夫です。

ただ話を聞いてほしい日も、ちょっとした関わり方のヒントがほしい日も、気軽にのぞいてみてくださいね。

子育て・育児の電話相談

保育士歴20年以上|にゃにたん

現役保育士が子育て・育児の悩みを電話相談でお聴きします(愚痴も不安もOKです)

coconala 電話悩み相談

子育てができない母親の特徴に関するよくある疑問と相談の目安

子育てに向いてない人には決まった特徴がある?

子育てに向いているかどうかを、いくつかの特徴だけで決めることはできません。

子どもと遊ぶのが苦手だったり、家事が得意ではなかったりしても、それだけで子育てができないとは言えません。

大切なのは、今何に困っているのかを考え、必要に応じて工夫したり、助けを借りたりすることです。

ADHDなどの発達特性があると子育てができない?

発達特性があるからといって、子育てができないということではありません。

ただ、予定を立てたり、いくつものことを同時に進めたりするのが苦手で、育児に困ることはあります。

その場合は、予定を見えるところに書いたり、準備するものをまとめて置いたりと、自分に合う工夫を取り入れることが考えられます。

困りごとが長く続いて生活に支障がある場合は、医療機関や専門の相談先に話してみてくださいね。

なお、片づけや段取りが苦手というだけで、ADHDなどと判断できるわけではありません。

発達障害ナビポータル|注意欠如多動症(ADHD)

子どもの食事や安全など、必要なお世話が難しいときは?

子どもの食事や健康、安全に必要なお世話が難しくなっているときは、できるだけ早く周りの人や自治体の窓口に相談してください。

「今は自分一人では難しいです」と、そのまま伝えて大丈夫です。

こども家庭センターでは、家庭の状況に合わせて相談や支援につなげてもらえます。

子どもの安全が心配な場合は、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」への相談もできます。

こども家庭庁|児童相談所虐待対応ダイヤル「189」

家族から「子育てができていない」と言われたらどうする?

そんなふうに言われたら、悲しくなってしまいますよね。

でも、「できていない」という言葉だけでは、何を改善したらよいのか分かりません。

「どんなところが気になったの?」

「一緒にできることはあるかな?」

と、具体的な場面について話してみましょう。

家事や育児の負担が自分に偏っているなら、家族で分担を見直すことも大切です。

一方的に責められる状況が続く場合は、家族以外の人に相談することも考えてみてくださいね。

まとめ|子育てができない母親の特徴だけで決めつけず、困りごとから見直そう

子育てができない母親の特徴を調べていると、「私にも当てはまるかも…」と不安になってしまうことがありますよね。

でも、イライラしてしまったり、家事や育児が思うように進まなかったりすることだけで、母親としての良し悪しが決まるわけではありません。

私も、子どもの話を十分に聞いてあげられず、余裕がなくなった経験があります。

そんなときに大切にしてきたのは、できなかったことだけを見るのではなく、自分のしんどさを人に話したり、できたことを褒めてあげたりすることでした。

子育てには、これだけが正解という方法はありません。

今日うまくいかなかったことも、明日は少し違う方法を試してみればいいんです。

困ったときは家族や保育士に相談し、一人で抱え込まずに、できることから変えていきましょう。

子育てがうまくできないと感じる日があっても、あなたが頑張ってきたことまで、なかったことにはならないんですよ。

そして、今まさに子育てが辛くてどうしたらよいか分からないという方には、こちらの記事もおすすめします。

にゃにたん

一人で頑張りすぎず、あなた自身のことも大切にしてくださいね。

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