「子育てが辛い。もう逃げたい…」
「子どもは大切なのに、毎日イライラしてしまう。こんな自分が嫌になる」
家事や育児に追われる毎日の中で、そんな気持ちになることはありませんか。
子育てが辛くて逃げたいときは、無理に頑張り続けず、子どもの安全を確保したうえで、ほかの人に育児を代わってもらったり、外部の支援を頼ったりすることが大切です。
まずは、今できそうなことを一つ選んでみてください。
- 子どもの安全を確保し、家族や頼れる大人にお世話を代わってもらう。
- 今日しなくても困らない家事や予定を、いったん後回しにする。
- 誰にも頼れないときは、自治体のこども家庭センターなどに「子育てが辛い」と相談する。
休みたいと思うことは、悪いことではありません。
ただし、小さな子どもを家に一人で残して外出することは避けてくださいね。
安全にお世話を任せられる人がいないほど困っているときも、相談窓口に助けを求めていいんです。
こんにちは。保育士歴20年以上、2児の母のにゃにたんです。
私も子育ての中で、子どもの話を聞く余裕がなくなったことがあります。
この記事では、子育てが辛くて逃げたくなる理由や、私自身の経験を交えながら、今できること、そして頼れる支援や相談先についてお話しします。
子育てが辛い、逃げたい…そう思うのは母親失格?
子どもが大切でも、子育てから逃げたくなることはある
子どもの寝顔を見ると、やっぱりかわいいなと思う。
でも、朝になるとまた忙しい一日が始まる。
何度も呼ばれたり、予定どおりに物事が進まなかったりすると、「もう何もしたくない」と思うこともありますよね。
そんな自分に気づいて、「子どもが大好きなはずなのに、どうして?」と戸惑うママもいると思います。
でもね、子どもを大切に思う気持ちと、子育てから少し離れたい気持ちは、両方あってもいいんです。
「逃げたいと思うなんて、私の頑張りが足りないから」
そんなことはないんです。
休む時間がなくなっていたり、誰かの助けが必要になっていたりするのかもしれません。
自分を責める前に、今どのくらい疲れているのか、少し気にかけてあげてくださいね。
「もう子育てをやめたい」「助けて」と思うほど辛いときもある
子どもが言うことを聞いてくれない。
家事も終わらない。
夫や家族に相談しても、大変さがなかなか伝わらない。
そんな日が続くと、「もう子育てをやめたい」「誰か助けて」と思うほど、気持ちがいっぱいになってしまうこともあります。
周りからは普通に子育てをしているように見えても、心の中では精いっぱい頑張っているかもしれませんよね。
そんなときに、さらに「もっと頑張らなくちゃ」と自分を追い込む必要はありません。
「助けて」と言葉にすることも、子育てを続けていくための大切な一歩です。
話を聞いてもらうだけでなく、実際に家事や育児を代わってもらうことも考えてみてくださいね。
子育てが辛くて逃げたいと思う3つの理由
休む時間や睡眠が足りず、心も体も疲れている
夜中に何度も起きて、朝から子どものお世話が始まる。
ようやく子どもが寝たと思ったら、今度は洗濯や明日の準備。
ゆっくり座る時間さえない日もありますよね。
小さな子どもがいると、食事やトイレの時間まで自分の思うようにならないことがあります。
そんな生活が続けば、疲れがたまってしまうのも無理はありません。
「もっと気持ちに余裕を持とう」と思う前に、まずは体を休める時間が足りているか、考えてみてください。
家事を一つ減らすだけでも、休むための時間をつくれることがありますよ。
ワンオペ育児で頼れる人がおらず、逃げ場がない
夫の帰宅が遅かったり、実家が遠かったりして、ほとんど一人で子育てをしている。
そんなママにとって、「少し休みたい」と思っても、すぐに代わってくれる人がいないことは大きな悩みですよね。
子どもの食事やお風呂、寝かしつけまで、毎日自分がしなければならない。
体調が悪い日も、疲れた日も、休めないことがあります。
一人で頑張る時間が長くなるほど、「どこかに逃げたい」と思ってしまうのかもしれません。
でも、家族に頼れないからといって、ほかに方法がないわけではありません。
地域には、一時預かりや子育て相談など、家庭を支えるための制度もあります。
後ほど詳しく紹介しますので、「こんなことで頼っていいのかな」と思わず、選択肢の一つとして知っておいてくださいね。
子どもへのイライラが止まらず、自分を責めてしまう
つい強い口調で叱ってしまった。
子どもが寝たあとになって、「あんな言い方をしなくてもよかったのに」と後悔する。
そんな経験はありませんか。
本当は優しくしたいのに、思うようにできない。
その繰り返しが、子育てをさらに辛く感じさせることもあります。
私も子どもの話を聞く余裕がなくなった経験があるので、気持ちに余裕がないときの難しさはよく分かります。
大切なのは、自分を責め続けることよりも、イライラするほど負担がかかっている毎日を少し変えていくことだと思うんです。
子育てが辛い、逃げたいと感じるのはこんなとき
子どもが泣き止まない、言うことを聞かない日が続く
赤ちゃんが何をしても泣き止まない。
イヤイヤ期の子どもが着替えを嫌がって、出かける準備が進まない。
何度お願いしても片づけをしてくれない。
一つひとつは子育ての中でよくあることでも、毎日続くと疲れてしまいますよね。
特に、自分も眠かったり、仕事や家事の時間が迫っていたりすると、落ち着いて対応するのが難しいこともあります。
子どもにも、その日の気持ちやペースがあります。
だからこそ、親が何でも思いどおりにしようとすると、しんどくなってしまうこともあるんです。
今日は全部うまくいかなくても大丈夫。
危険なことはしっかり止めながら、それ以外は少しゆっくり進めてもいいと思います。
小学生になっても子どもへの対応に疲れることがある
子どもが小学生になれば、子育ても少し楽になるかな。
そう思っていたのに、今度は宿題や学校のこと、友達との関係など、別の悩みが出てくることもあります。
学校であったことをたくさん話してくれるのはうれしいけれど、忙しいときには全部を受け止められないこともありますよね。
子どもが大きくなっても、ママやパパに聞いてほしいこと、甘えたいことはあります。
一方で、親にも疲れている日があります。
「もう小学生なんだから、子育てが辛いなんて思ってはいけない」ということはありません。
年齢によって大変さは変わりますが、親にも休む時間が必要なことは同じです。
保育士ママの私も、子どもの話を聞く余裕がなくなった
ここで、私自身の子育ての経験を少しお話しさせてくださいね。
以前、子どもから「ママは私の話を聞いてくれない!」と言われたことがありました。
自分では聞いていたつもりだったんです。
でも、次々に続く子どものおしゃべりに疲れてしまい、「少しだまってほしい…」とお願いしたこともありました。
保育士として子どもと関わっていても、自分の子育てでは思うようにいかないことがあります。
そんなとき、私が大切にしてきたのは、自分が疲れていることを言葉にして、人に聞いてもらうことでした。
愚痴でもいいんです。
そして、子どもの話を聞いてあげられたときには、自分で自分を褒めるようにしてきました。
うまくできなかったことばかり考えるよりも、できたことにも目を向けてあげたいですよね。
この経験は、こちらの記事でもお話ししています。


子育てが辛くて逃げたいとき、まずしてほしいこと


子どもの安全を確保して、ほかの大人にお世話を交代してもらう
「もう無理」と思ったときは、いったん子育てから離れて休む時間をつくることも考えてみてください。
ただし、まず大切なのは、子どもが安全に過ごせるようにすることです。
夫や家族など、子どものお世話を任せられる大人がいるなら、今の気持ちを伝えて交代してもらいましょう。
「ちょっと疲れているから、30分だけ子どもをお願いできる?」
こんなふうに伝えるだけでもかまいません。
その間は家事をせず、ゆっくり座ったり、横になったりして休んでくださいね。
もし今すぐ交代できる大人がいない場合は、子どもの安全を確かめながら、近くの人や相談窓口に連絡してみてください。
また、赤ちゃんが泣き止まず、どうしてもイライラしてしまうときは、赤ちゃんを安全な寝床に寝かせて、同じ家の中でいったんその場を離れ、気持ちを落ち着ける方法もあります。
少ししたら戻って、赤ちゃんの様子を確認してくださいね。長時間そのままにせず、体調に気になることがあれば医療機関にも相談しましょう。
この対応は、こども家庭庁の「赤ちゃんが泣きやまないときの対処法」でも紹介されています。
小さな子どもを一人で残して外出することは避けてください。
誰にも頼れないときほど、一人で何とかしようとせず、外からの助けを求めてほしいと思います。
「今はもう無理」と伝えて、家事や予定をいったん止める
子育てが辛い日でも、いつもどおりに家事をしなければならないと思っていませんか。
でも、今日は少し予定を減らしてもいいんです。
たとえば、
- 夕食は簡単なものにする。
- 洗濯物をたたむのは明日にする。
- 急がない片づけや用事は後回しにする。
子どもの安全や必要なお世話は大切にしながら、それ以外のことは少しゆるめてみましょう。
家族にも「今日はしんどいから、ここまでしかできない」と伝えていいんですよ。
家事を全部終わらせてから休むのではなく、休むために家事を減らしてみる。
そんな日があってもいいと思います。
もっと具体的に、一人で休む時間をつくる方法を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。


自分や子どもを傷つけそうなときは、すぐに助けを求める
気持ちがいっぱいになって、子どもに強く当たってしまいそう。
そんなときは、一人で我慢し続けないでください。
まずは子どもの安全を確保して、家族や周りの大人に助けを求めてくださいね。
子どもを傷つけてしまいそうで怖いときには、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」にも相談できます。
「こんなことを相談していいのかな」と迷う必要はありません。
いつも完璧なママでいる必要はありません。
今つらいことを、誰かに知ってもらうことが大切です。
子育てから逃げたいほど辛いときに頼れる支援と相談先
一時預かりやファミリーサポートで育児の負担を減らす
「誰かに子どもを預けて、一日だけでもゆっくり休みたい」
そう思っても、夫や実家に頼れないことがありますよね。
そんなときに知っておきたいのが、地域の子育て支援です。
一時預かりは、主に乳幼児を対象に、保育所などで一時的に子どもを預かってもらう仕組みです。
仕事や急な用事のときだけでなく、リフレッシュを目的に利用できる場合もあります。
また、ファミリー・サポート・センターは、子どものお世話を頼みたい人と、援助する人を地域でつなぐ仕組みです。
利用できる子どもの年齢や、預かってもらえる時間、料金などは地域によって違います。
事前登録が必要な場合もありますので、お住まいの自治体に確認してみてくださいね。
「仕事をしていないのに預けていいのかな」と、遠慮しすぎなくて大丈夫。
休みたいという気持ちも、相談してみてください。
一時的に子どもを育てるのが難しいときはショートステイも相談する
あまり知られていないかもしれませんが、子育ての負担が大きく、一時的に家庭でのお世話が難しい場合に利用を相談できる制度もあります。
それが、**子育て短期支援事業(ショートステイ)**です。
保護者の病気や育児疲れなどによって、家庭で子どもを育てることが一時的に難しくなったとき、児童養護施設などで一定期間子どもを預かる支援です。
もちろん、希望すれば必ずすぐに利用できるというものではありません。
利用の条件や期間、費用、受け入れ先などは自治体によって異なります。
でも、「もう限界だから、しばらく子育てを代わってほしい」というほど困っている場合には、相談できる制度があることを知っておいてほしいと思います。
詳しくは、お住まいの自治体の子育て相談窓口に問い合わせてくださいね。
こども家庭センターや相談窓口に「子育てが辛い」と伝える
子育てが辛いとき、誰に相談したらよいのか分からないこともありますよね。
そんなときは、お住まいの自治体のこども家庭センターなどに相談してみてください。
子育て家庭の悩みを聞き、必要に応じて利用できる支援につなぐ役割があります。
相談するときは、上手に説明しようとしなくても大丈夫。
「子育てが辛くて、逃げたいと思っています」
「家族に頼れる人がいなくて困っています」
そんな言葉で伝えてもかまいません。
電話では、児童相談所相談専用ダイヤル「0120-189-783」でも、子育てに関する相談ができます。
また、眠れない日が続くなど、心や体の調子が気になるときは、医療機関や保健師などにも相談してみてください。
心の悩みについては、厚生労働省の「まもろうよ こころ」からも相談先を探せます。
身近な人には話しにくい気持ちもありますよね。
私も、ココナラで子育てや育児の電話相談をお受けしています。
緊急の支援や預かりが必要なときは公的な窓口を頼っていただきたいのですが、少し落ち着いてから「ただ話を聞いてほしい」「愚痴を聞いてほしい」というときには、私にもお話ししてもらえたらと思います。
子育てが辛い・逃げたいときのよくある質問
まとめ|子育てが辛い、逃げたいときは一人で抱え込まず助けを求めよう
子育てが辛くて逃げたいと思うときは、心も体も疲れていたり、一人で頑張ることが多すぎたりするのかもしれません。
子どもを大切に思っていても、余裕がなくなる日はあります。
私自身も、子どもの話を聞くことさえしんどくなった経験があります。
そんなときに大切なのは、さらに頑張ることではなく、自分のしんどさを誰かに伝えることだと思っています。
家族にお世話を交代してもらう。
今日は家事を少し減らしてみる。
頼れる人がいなければ、地域の相談窓口に連絡してみる。
全部を一度にしなくても大丈夫です。
子育てを一人で全部抱え込まなくてもいいんですよ。
あなた自身が休むことも、どうか大切にしてくださいね。

