にゃにたんです。
生まれた子に乳をやりながら、私は時間を計っていた。
『右乳5分、左乳5分を3セット』これを律儀に守っていた。
「そんなの感覚でいいのよ〜」
と助産師さんに言われてもとにかく、必死に子どもが満足するだけの乳を製造できる体になることだけしか考えていなかった。
そう、動物の感覚ってやつで子育てするんでいいんだ。
自分の感覚で力を抜いて、子どもと感覚のキャッチボールをしながらぐらいの母乳育児がいいのかな。
子どもが乳を必要とする年令が過ぎ去って、なんとか子どもと過ごしてきた今だから思える。
人間も哺乳類の仲間なんだと、子を育てながら思うようになってからは動物の親子もとても近い存在に感じる。
にゃにたんでした。